梅 香る

 塾舎の玄関を一歩入ると、梅の香りに包まれます。
 梅の別名は、匂草(においぐさ)、あるいは香散見草(かざみぐさ)。

  

 梅の香りは、古来たくさん詠まれてきました。
 奈良時代中頃、中臣清麻呂の歌です。
 
   梅の花香をかぐはしみ遠けども心もしのに君をしぞ思ふ
                    『万葉集 第4500首』 

  

 梅は、花が咲く前、蕾のころから香るようです。
 そこから生まれた格言。
    梅は蕾より香あり
 塾生もそれぞれに、大成する前から片鱗を示しています。

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