神無月・神有月 その一

 今年のカレンダーで11月5日は、十月一日(神無月一
日・太陰太陽暦)です。
 『こよみと時の事典』によれば、神無月は、カンナ
ヅキ・カミナヅキ・カミナシヅキなどと、読まれます。

 平安時代に藤原清輔が記した『奥義抄』には、「天
下のもろもろの神、出雲国にゆきて、こと国に神なき
がゆゑにかみなし月といふをあやまれり」と、ありま
す。

 「十月は陰月で雷が鳴らないから」(賀茂真淵著『語
意考』)など、様々な説がありますが、八百万(やおよ
ろず)の神々が出雲へ集まり諸国で不在となるため、
「神が無い月=神無月」となったという説が、最も広ま
っているようです。

 出雲では十月を神有月や神在月(カミアリヅキ)と呼
んでいることからも、神無月という月名は、出雲と深
く関わっていそうです。    < つづく >

神在祭 出雲大社
  写真の出典『大社 ぶらっとまち歩きマップ』
          出雲観光協会

 

       前回の問題 解答
 「九十九谷」は「くじゅうくたに」と、「九十九髪」は
「つくもがみ」と、読みます。

  
        今日の問題 
 新井白石が記した『東雅』の、下記の○○○○○に
入るカタカナは、何でしょう。

 カミナヅキといひしは○○○○○といひしことば也

 
    夢を実現する学習塾  開 進 学 園
        ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です