神無月・神有月 その二

 今年のカレンダーで11月14日は、十月十日(神無月
十日・太陰太陽暦)です。
 十月十日の夜七時から、稲佐の浜(出雲)において神
在祭(かみありさい)が、行われます。
 全国各地より参集される八百万の神々を、お迎えす
る神迎神事です。
 神在祭を終えると、神々は絹垣に囲まれる中を出雲
大社(いずもおおやしろ)へ、向かいます。

 境内には、東十九社と西十九社があり、そこが神々
の宿舎です。
 神々は、十月十一日から十七日にかけて、上の宮に
集まり、神議を重ねます。
 男女の縁結びをはじめとして、向こう一年間の様々
な出来事を、相談して決めるのだそうです。

 八百万の神々が大事な神議(かみはかり)をしている
間、出雲の人々は、結婚式も、建築工事も、音楽・裁
縫・理髪・爪切り・・・も、慎みます。
 海が荒れることも多いこの時期、地元の人々は、物
忌みをして、ひっそりと過ごします。

 八百万の神々が一か所に集合して会議を開くのは、
出雲以外に例を見ません。
 それだけに、出雲は特別な地であると言えます。
               < つづく >

神在祭 出雲大社
  写真の出典『大社 ぶらっとまち歩きマップ』
          出雲観光協会

 

   神無月・神有月 その一
 

       前回の問題 解答
 瀬戸内寂聴さんが詠んだ次の俳句の○○○に入る平
仮名は、「ひとり」です。
  かきくわりんくりからすうりさが○○○
 

  
        今日の問題 
 大国主命が国譲りを決めたのは、何浜でしょう。

 
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