〈 能登半島・間垣の里 〉本州の海岸線一周 その67

 輪島市の中心街から西方へ、日本海沿いに石川県道38号線を進みます。
 50分ほど走って着いたのは、大沢集落です。

 大沢集落は、冬の間日本海から季節風が吹きつける位置にありました。
 その強風から家々を守る工夫が取られてきました。
 
 一般的には、それぞれの建物自体を筵(むしろ)などで覆う、「雪囲い」をします。
 大沢集落では、各建物を連続的に取り囲み、集落全体を取り囲みます。
 その素材は、ニガタケやマダケです。
 ニガタケなどを地中深く植え込み、編んでいきます。
 高さは、5mを越えます。

 この間垣によって、冬の寒風を遮れるだけでなく、夏の照り返しを防げます。
 また、間垣に包まれた集落の風情は、心を和ませてくれます。

 2024年1月1日に発生した巨大地震は、間垣の里にも襲い掛かりました。
 電気も水道も止まる中で、2週間も孤立状態を強いられました。
 その後、集落の全員がヘリコプターで救出され、輪島市の中心街で避難生活を送っています。

石川県 真垣の里

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      前回の問題 解答
 ナルサルサークの人口が約300人に対して、カシアスークの人口は約150人でした。
  
 

 
      今日の問題  
 2024年1月1日に発生した巨大地震によって、大沢集落の漁港は何mほど隆起したでしょう。
        

 

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