東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その9

 モンゴロイドは、高度な狩猟技術や、寒冷な気候に適応できる生活技術を携え、集団をまとめる社会組織も整えていました。
 そこでモンゴロイドの一部は、さらに北進して北極海沿岸へ、別の一部は東へ東へと進んで行きます。

 折しも氷河期に入り、気候は一段と寒さを極めていきます。
 それでも、狩猟の対象となるマンモスは、ステップに適応して、ますます増加します。
 マンモスは、広がるステップに合わせて、生育範囲を東方へ拡大します。
 それらのマンモスを追いかけるように、モンゴロイドも東方へ居住範囲を広げます。

 現在の世界地図を見ると、シベリアの東方にはベーリング海峡があり、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸とを隔てています。
 しかし、今から2万年ほど前の氷河期には、海面が現在より約100m低く、ベーリング海峡はもちろんベーリング海一帯も広大な陸地でした。

 この広大な陸地=ベーリンジアを、マンモス達が次々と進んで行きます。
 マンモス達を追って、モンゴロイドもベーリンジアへ歩みを進めます。      <つづく>

世界地図 ヨーロッパアフリカ中軸アイスランド

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その8

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その7

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その6

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その5

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その4

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その3

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その2

東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その1

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      前回の問題 解答
 郵便局のマーク「〒」は、以前に郵便局を管轄していた「逓信省」の頭文字を図案化したものです。
    
 

 
      今日の問題  
 ヌーク(カラーリット・ヌナート)における最暖月=7月の平均最高気温は、何度でしょう。
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  B + 9℃
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  D -19℃
       

 

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