農作業の目安を示すそれぞれの地域のサクラが
開花し出すと、田起こしが始まります。
昔の田起こしの主役は、ウマ(ウシ)でした。
大きな鋤を引いて水田を行き来するウマの背か
らは、大粒の汗が垂れ出し、湯気となって立ち上
がります。
鼻息も荒く一歩一歩進む様子から、さぞかし辛
い作業であることが分かります。
日本の在来馬は、縄文時代からの小型馬に始ま
ります。
体高は120cmぐらい、体重は190kgぐらいです。
4~5世紀になると、モンゴル系のウマが日本
入り、中型馬に代わります。
体高は130cmぐらい、体重は400kgぐらいです。
サラブレッドだと、体高が170cmぐらい、体重
が900kgにもなります。
小型馬にしろ、中型馬にしろ、サラブレッド
に比べれば、体格ではかなりの差がありました。
それでも、頑強さは勝っています。
蹄鉄を付けずに、かなりの重量を駄載できまし
た。 < つづく >
写真の出典『動物たちの地球 123』朝日新聞社
前回の問題 解答
「一億年前の一日」は約23時間20分なので、「現
在の一日」に比べ40分ほど短いです。
今日の問題
日本在来馬一頭に積む荷重の単位「駄」は、何kg
に相当するでしょう。
A 約1kg
B 約11kg
C 約113kg
D 約1133kg
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