〈 『共同幻想論』と国家の探究  第三回 / 第二回 〉 4月のわくわく学習会

 3月のわくわく学習会のテーマは、「『共同幻
想論』と国家の探究  第二回」でした。

 1932年に「満州国」なる傀儡国家が成立すると、
日本から次々と「満州移民団」が満州へ送り出され
ます。

 「満州移民団」となるのは、日本で苦しい生活を
送っている農村の人々でした。
 「開拓団」とも呼ばれますが、荒野を一から農地
に開拓した訳ではありません。
 中国の農民が保有していた農地を取り上げて、
日本から来た「満州移民団」に分配したのです。
 その面積は、200万ヘクタールにも及ぶと言わ
れています。

 「満州移民団」は、農業面ばかりではありません。
 中国東北部において、治安の維持にも当りまし
た。
 さらに、ソ連に対抗する役割もありました。

 1945年8月に日本が敗戦すると、「満州移民団」
は「満州難民」となります。
 後ろ盾となってくれるはずの関東軍の兵士と家
族は、いち早く満州の地から去って行きました。
 155万人もの「満州移民団」は、ソ連の参戦によ
る戦死、食料が尽きて餓死、伝染病などに罹って
病死・・・と、息絶えていきます。

 その間に日本政府は、日本軍関係者の帰国は援
助しながら、「満州移民団」には保護の手を差し伸
べようとはしませんでした。
 「満州移民団」は、日本政府や日本軍から棄てら
れたのでした。

 4月のわくわく学習会は、「対幻想から国家の
形成へ」を中心に、「『共同幻想論』と国家の探
究」について考えます。

   < 4月のわくわく学習会 >
と き  4月16日(土) 16時00分~17時00分
ところ  開進学園
テーマ  『共同幻想論』と国家の探究 第三回
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613(14時から)
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net
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 < わくわく学習会 最近のテーマ >
三月 『共同幻想論』と国家の探究  第二回 
二月 『共同幻想論』と国家の探究  第一回 
一月 『資本論』と現代社会 第四回 

十二月 『資本論』と現代社会 第三回 
十一月 『資本論』と現代社会 第二回 
十月  『資本論』と現代社会 第一回 
九月  日常生活の中で筋力アップ 
七月  心霊体験 
六月  性の多様性と日本 
五月  草々の見分け方 
四月  草々の力を借りれば 
三月  植物の薬効 
二月  森林療法
一月  森林と健康

十二月 森林の恵み 
十一月 知性あふれる植物 
十月  植物との対話 
九月  道ばたの草花 
七月  群衆心理 
六月  山岳信仰と修験道 
二月  日本の山岳信仰 
一月  地域民衆文化としての能

十二月 近代日本の絵画
十一月 江戸時代中期後期の絵画
十月  安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月  鎌倉・室町時代の絵画
七月  平安時代の絵画
六月  日本絵画の歩み
五月  大相撲の静と動 
四月  世方と角界 
三月  くずし字で読む古文 第六回 
二月  くずし字で読む古文 第五回 
一月  くずし字で読む古文 第四回

十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月  くずし字で読む古文 第一回
九月  さわやかな目覚め
七月  睡魔とのつきあい方
六月  雲の不思議
五月  富士山 大噴火
四月  腸内環境と発酵食品
三月  口の中 体の中
二月  精神病院の存在
一月  苦悩を手放す方法

 
 
       前回の問題 解答
 一トン近くの重量を引くばんえい競馬の競走馬
は、200mの距離を2分ほどの時間をかけます。
 秒速に直せば、約1.7mです。

        今日の問題 
 「満州移民団」は、日本から何戸送り出す計画だ
ったでしょう。

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