屋根に雪を纏った慈照寺(銀閣)に着いたものの、開門時間はまだまだ先。
しばらく辺りを散策していると、「大文字山」との小さな道標が目に留まります。
ちょっと登ってみたくなりました。
京都の夏を代表する行事の一つが、大文字(大文字の送り火・五山送り火)です。
夏の夜空を赤々と照らす「大」の字が、春隣にはどうなっているのでしょう。
気楽に登り始めたものの、甘くはありません。
小雪とはいえ、間断なく降り続いています。
土の道はグシャグシャで、石の道はツルツルです。
服より外の気温は冷たくとも、服より内の気温は登りの連続で汗ばむほどです。
寒さ対策に着込んだ服を次々に脱ぎ、シャツ一枚になりました。
50分程で、 大文字の火床に到達です。
松割り木を積み上げる基礎となる石組みは、雪が積もって、形がクッキリと浮かび上がっています。
さらに、雪空とはいえ、京都の市街が一望できます。
これなら京都の街中から、「大」の字の送り火がよく見えるはずです。
前回の問題 解答
「悲」の「非」は、「羽」が左右に開いた様子を表わしています。
今日の問題
「火床」は、何と読むでしょう。
A かしょう
B かどこ
C ひしょう
D ひどこ
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