坐禅をする際の坐り方である「趺坐(ふざ)」も、姿勢を大切にしています。
ただし、「趺坐」するためには、坐蒲団と坐蒲が要ります。
道具を一切用いずに姿勢良く坐るとすれば、「正座」が上をいきます。
「正座」は、「姿坐」であるとも言えます。
「胡坐(あぐら)」をした状態から立ち上がるとなると、畳や床に手を添えない訳にはいきません。
左右の足の平(足の裏)を合わせた「楽坐」も、「胡坐」同様に手を使わずに立ち上がるのは、楽ではありません。
右膝を立てて坐る「建膝坐」なら、手を使わずに立てそうですが、なかなか難しいものがあります。
「趺坐」の場合、組んでいる足をほどく手間も時間も掛かります。
「正座」なら、手を使わずに立ち上がれます。
立ち上がったら、すぐに次の動作に移れます。
「正座」は、静から動へ移行し易い「勢坐」でもあります。
< 健康気功教室 >
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畳む文化 坐る文化 その8