イモ名月

 塾舎の玄関前の植木鉢に植えた
サトイモが、元気に葉を繁らせて
います。
 9月15日は、葉月十五日、仲秋の
名月・イモ名月です。

 古の時代は「狩猟・採集の時代」
と呼ばれますが、正しくは「採集・
狩猟の時代」と呼ぶべきでしょう。
 獲物を狩るのは、大変な作業ですし、
収穫もまま成りません。
 エネルギー源の大部分を占めたのは、
植物、特にイモ類でした。
 日本では、サトイモやヤマイモです。

 与那国島では、一昔前まで水田で
タロイモが栽培されていたそうです。
 古代の日本では、水田にサトイモが
栽培されていたことでしょう。
 その後、水田に新着植物であるイネ
が植えられるようになります。

 葉月十五日をイモ名月として祝うのは、
長らく続いたイモ文化の名残りです。

satoimo-2016
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 千葉市で2016年の1月から9月(13日まで)中、
平均湿度が一番高いのは、九月です。

 

     今日の問題 
 『古事記』と『日本書紀』に、
サトイモは記載されているでしょうか。

 

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