15世紀から16世紀にかけ、ヨーロッパでは、キリス
ト教会が社会全域を支配する中世が終わり、宗教改革
やルネサンスとともに、大航海時代が始まります。
ヨーロッパを発った各船団は、香辛料や金銀などを
求めて、アフリカへ、アジアへ、さらにアメリカへ進
出し、植民地を拡張していきます。
中でもスペイン帝国とポルトガル帝国は、「両国だ
けで地球を分割支配する」に至ります。
サラゴサ条約(1529年)で締結された領土分割線が、
もし厳格に執行されていれば、当時日本を支配してい
た室町幕府に代わり、東日本はスペイン帝国が、西日
本はポルトガル帝国が、分割して統治したかもしれま
せん。
この大航海時代こそ、グローバル化の幕開けです。
<つづく>
写真は、船乗り達が恐れおののく「南緯40度台」の
激しく上下動する船尾の様子です。
前回の問題 解答
筑前国の戸籍が702年に作成される前年、大宝律令
が制定されました。
今日の問題
サラゴサ条約(1529年)が締結された二年後、ポルト
ガル帝国は、日本の面積の22.5倍もある、どの国を領
有したでしょう。
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