咲きかけし 井伊直弼

 3月30日は、太陽太陰暦で弥生三日。
 睦月・如月・弥生を春とすれば、弥生は
晩春。春が終わる時期です。
 157年前の弥生三日、江戸は時ならぬ
大雪に見舞われていました。
 その中を江戸城に向かう井伊直弼の
一行へ・・・・。 

 井伊直弼は、彦根藩主にして大老。
 さらに、和歌・茶道・古学・国学等々に
秀でていました。
 茶道に関しては、『茶道一会集』を著し、
「相客吟味」や「独座観念」などの名言を
後世に残しています。

 安政の大獄によって尊王攘夷派を封じ
込めようとする井伊直弼に、18人の浪士
達が銃声とともに斬りかかります。
 護衛するのは50名。
 数的には、多勢に無勢のはず。
 ところが、護衛の面々は、降りしきる
雪から刀身を守ろうと、刀を柄袋で堅く
締めていました。
 突然の襲撃に対応できず、井伊直弼は
雪の中に散っていきます。
 前日の弥生二日に詠んだ、次の和歌を
残して。
   咲きかけし猛き心の一房は
    散りての後ぞ世に匂ひける

sakurada monngaino hen gazou

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 40代前の親の人数は、次の通りです。
 1152921504606846976人
 

        今日の問題 
 「一期一会」の四字熟語は、誰のどの
作品に由来するでしょう。 

 

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