壊れる前に その五

 山田規畝子さんの生活は、一変します。
   数を数えられない
   計算ができない
   字が読めない
   自宅の近くでも迷子になる
 追いかけるように、左半身が麻痺していきます。

 思えば、仕事を投げ出して過ごした二年間の主婦生活は、幼稚園児の息子との戦争の日々だった。
 あっちは、いろいろなことを習得して、次々と真っ白な脳に焼きつけていく。
 こっちは、なくしたものを一生懸命思い出し、脳の片隅から引っぱり出してきて、もう一度スラスラ使えるように、脳の空き地に植え付けなおす作業。
 どっちが早いか、駆けくらべだ。
     『壊れた脳 生存する知』
          山田規畝子 著 講談社

 一人息子が三歳の時に脳出血して以降、育児どころではありません。
 罹病後に離婚し、母一人子一人になります。
 三歳の子が、母親の看病をし、日常生活の手助けをする、「育母」の毎日でした。   
      < つづく >

 壊れた脳

  壊れる前に その四

  壊れる前に その三

  壊れる前に その二

  壊れる前に その一

 〈 なぜ勉強するのか 〉表現学習の作品から
 
 
 
       前回の問題 解答
 「火床」は、「ひどこ」と読みます。
 

        今日の問題 
 次のことわざの「 」に入る語句は、何でしょう。
   「 」に王道なし

 

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