女子高生の水虫治療

 皮膚糸状菌が足に感染する感染症が、足白
癬(俗称は水虫)です。
 長時間に渡って靴や靴下を履き続けること
によって発症が増加したため、文明病の一種
とも言えます。

 うら若き乙女が、「中年男性が罹るもの」と
思われていたころに感染したら、ショックは
非常に大きかったでしょう。
 現在ならば女性の社会進出はめざましく、
足白癬(俗称は水虫)発症の性差は、少なくな
っていますが。

 今から40年ほど前に高校生だったさくらも
もこさん(『ちびまるこちゃん』の原作者)が
足白癬(俗称は水虫)を発症した際は、大事件
でした。

 こんな事では嫁にも行けない。
 将来、就職する時にも身体検査で水虫持ち、
という事がバレて採用試験に落ちるかもしれ
ない。
 私の人生は水虫で台なしだ。
      『もものかんづめ』
        さくらももこ 著 集英社

 発症してから一年半、涙ぐましい足白癬
(俗称は水虫)との闘いが繰り広げられます。

 ありとあらゆる市販の水虫治療薬を試す
 漂白剤に足を浸ける
 軽石で擦る
 白熱灯で焼く
   ・・・

 野口英世並みの熱意で研究を行い、一日の
うちの七十パーセント以上の時間を水虫に費
やした。
 こうなると、苦悩だか生きがいだかわから
なくなってくる。
 とにかく生活の基盤が「水虫」なのだ。

 切開と移植手術をせざるえないと覚悟を決
めつつある時、読んでいた本の中に、画期的
な治療法を発見します。

 ストッキングにお茶がらを入れ(あまり出
がらしでないものの方が良く効く気がする)
それを患部に押しつけて巻き、一晩眠るだけ
である。
 それを一週間くらい続ければアラ不思議。
 治るんだから。

もものかんづめ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 4月23日は、『ドン・キホーテ』などの作
品を残して亡くなった作家・セルバンテスを
記念して、「世界・本の日」になっています。

  
      今日の問題 
 1990年レコード大賞受賞曲『おどるポン
ポコリン』の、作詞家は誰でしょう。
          

 
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