自転する時間が日によって違う理由は、もう一つあります。
地球は、太陽の回りを、円軌道でなく、楕円軌道で、公転しているからです。
地球の公転速度は、地球が太陽に近づけば速くなり、太陽から遠くなると遅くなります。
日々異なる自転の時間に合わせて、「一日の時間」を毎日変更したら、極めて煩雑です。
そのため、365日ごとの自転時間の平均を求め、「一日=24時間」を用いています。
一日の時間を本来の「日々異なる自転の時間」に合わせれば、冬至の日に、日の出が最も遅く、日の入りが最も早くなるはずです。
しかし、「一日=24時間」に基づく暦を採用しているため、日の出が最も遅くなるのは1月6日ごろ、日の入りが最も早くなるのは12月6日ごろと、一か月ほどもずれてしまいます。 < つづく >
前回の問題 解答
著作権法によれば、文章・画像・音楽など著作権は、死後70年まで保護されます。
今日の問題
初冬は、太陰太陽暦で何月に当たるでしょう。
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