カテゴリー別アーカイブ: 開進氣功

<地の気配> 「気」と「氣」 その4 健康気功教室

 「地の気」は、足下を見下ろして観察す
るばかりでは、ありません。
 頭上を見上げても、観察できます。
 たとえば、雪形です。

 つい20~30年前まで、人々は山々に姿
を現わす残雪の形を見て、その後の中・長
期的な天気を予測し、農作業の指針とし
ました。

 全山を覆っていた雪が溶け出し、山の
斜面の一部分だけに、「ウマ」や「ウサギ」
に似た残雪の姿が見えてきます。
 その姿が見えると、「もう種を蒔出して
も大丈夫」と、安心して農作業を始めたそ
うです。

 雪形が短い期間で姿を消すか、例年に比
べ長く残っているかで、春から夏までの気
温や農業用水の水量などを、推測できたそ
うです。

 自分自身の目や膚で、天の気配と地の気
配を感じ取ることができたればこそ、先人
は、天変地異の激動の中を、生き抜いてき
ました。          <つづく>

     < 健康気功教室 >
と き  毎週木曜日 10時30分~12時
ところ  開進学園  二階 広間
連絡先  電話  043-273-6613
メール kokyu@kaishin.jp.net

   <大地の変化>
      「気」と「氣」 その3


   <天の気との交わり>
      「気」と「氣」 その2

   <外国人を悩ます一字>
      「気」と「氣」 その1


kenkou kikou kyoushitsu

<大地の変化> 「気」と「氣」 その3 健康気功教室

 天気予報は、精度を一段と高めていま
す。
 一時間毎の予報、週間予報、月間予報、
年間予報、さらには数年先までの予報も、
あります。
 地域区分も、細かくなりました。
 市町村別はいうに及ばず、もっと狭い
地域ごとの予報も出ています。

 それに対して、地震予報はどうでしょ
う。
 せいぜい、初期微動を感知して、主要
動が伝わる直前に警報が出る程度です。

人間界の地震予知は、遅々として進ん
でいません。
 一方、動物達は、昔から地震を予知し
てきました。

 スマトラ島沖巨大地震で、人間界には
十数万人もの死者が出ました。
 動物界の死体は、極めて少数でした。

 大地に体を密着させて日常生活を送っ
ている動物達は、ごくごく微細な大地の
変化も、見逃しません。
 中には、地震が発生する数時間前に、
あるいは地震が発生する前日のうちに、
避難した動物達もいたとか。

 数千年以上も昔の人類なら、動物達
と同様に、大地の変化や地震の前触れ
を、感覚的に捉えていたに違いありま
せん。
 人類は、大地を離れて床の上や二階・
三階・・・高層階に住み、大地は広くコ
ンクリートで覆い、大地の素顔を読み
取らなくなってしまいました。
            <つづく>

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と き  毎週木曜日 10時30分~12時
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 <天の気との交わり>
      「気」と「氣」 その2


 <外国人を悩ます一字>
      「気」と「氣」 その1


kenkou kikou kyoushitsu

<天の気との交わり> 「気」と「氣」 その2 健康気功教室

 「気」を含む夥しい数の熟語の中で、最も
頻繁に用いられるのは、たぶん「天気」でし
ょう。

 夜に寝る時、気になるのは、翌日の天気
です。
 出会った人に対して、挨拶の後には天気
の話題が続いたり、挨拶自体が天気の話し
だったりします。

 気温が異常に高くなり、降水量が異常に
多くなればなるほど、天気は日常生活に深
く関わってきます。
 体調も、大きく変動します。
 経済活動に対する影響も、測りしれませ
ん。

 科学技術がいかに進歩しようと、天気予
報の精度がいかに高まろうと、人間界が天
気に翻弄されない日が来ることはないでし
ょう。

 それでも、天の気との交わりを深められ
れば、幾分でも過ごしやすくなるに違いあ
りません。         <つづく>

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 <外国人を悩ます一字> 
      「気」と「氣」 その1



kenkou kikou kyoushitsu

<外国人を悩ます一字> 「気」と「氣」 その1 健康気功教室

 漢和辞典の『漢字源』で、「気」を引い
てみます。 藤堂明保・他編 学習研究社

 ① いき            気迫
 ② 固体ではなく、ガス状のもの 気体
 ③ 人間の心身の活力     気力
 ④ 漢方医学で、人体を守り、生命を保
  つ陽性の力のこと      衛気
 ⑤ 天候や四時の変化をおこすもとに
  なるもの          気候
 ⑥ 人間の感情や衝動のもととなる、
  心の活力           元気
 ⑦ 形はないが、なんとなく感じられ
  る勢いや動き        気運
 ⑧ 偉人のいる所に立ち上るという霊
  気            望気術
 ⑨ 宋学で、生きている、存在している
  現象をいう      理気二元論
 ⑩ かっとする気持ち     動気

 その後、「気韻」から「気類」まで、「気」
を使った熟語が、46語も続きます。

 12600字も収録している中で、「気」の
項目は、最多クラスではないでしょうか。

 「気」の意味はあまりにも多岐にわたり、
用例も多いため、気が気でありません。

 日本語を学ぶ外国人を悩ませるのは、
文法の不規則さと、「気」の一字である。
  『気の不思議』池上正治 著 講談社
             <つづく>

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kenkou kikou kyoushitsu

「足の裏」改め「足の平」  その十 健康気功教室

 太平洋側を「表日本」とし、日本海側を
「裏日本」とする表現が、一部に残ってい
ます。
 縄文人は日本海の北部ルートを辿り、
弥生人は日本海の南部ルートを辿り、日
本列島へ到達したようです。
 私達の祖先が辿ってきた経路を「裏」と
するのは、いかがなものでしょう。

 頭から見下ろせば、「足の裏」は足の甲
の「裏側」かもしれません。
 しかし、生命の源である大地に接して
いる「足の裏」は、ヒトにとって明らかに
「表側」に当たります。

 本来ならば、「足の裏」を改めて、「足
の表」とすべきです。
 ただし「手の平」という表現が定着し
ているので、「足の裏」を改めて「足の平」
としてはいかがでしょう。 < 完 >

 「足の裏」改め「足の平」  その九 

 「足の裏」改め「足の平」  その八

 「足の裏」改め「足の平」  その七

 「足の裏」改め「足の平」  その六

 「足の裏」改め「足の平」  その五 

 「足の裏」改め「足の平」  その四 

 「足の裏」改め「足の平」  その三

 「足の裏」改め「足の平」  その二
 

 「足の裏」改め「足の平」  その一

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hiroma 2019 05 08

「足の裏」改め「足の平」  その九 健康氣功教室

 素足は、いいことばかりでなく、欠点
もあります。
 たとえば、「足の裏」がよごれやすいな
ど。
 そのため、一日に何回も「足の裏」を洗
わなければなりません。

 外から帰ったら、うがいと手洗いをす
ることが大切です。
 それに加えて、足洗いも大切です。

 時代劇を見ていると、旅人が宿屋へ入
る際、足を洗うために水を入れた桶が用
意されます。
 水道が普及して水の利用が楽になって
いるのに、現代人は家に帰って、手だけ
でなく足も洗っているでしょうか。
 靴は脱いでも、靴下まで脱ぐのがめん
どうだから、洗わないのかもしれません。

 靴や靴下を長い間履いたままでいると、
足が不潔になります。
 素足でいれば、風通しが良い上に、足
を洗いやすいので、清潔です。
 絶えず洗い清めた「足の裏」でなくては、
大地や床に接することがためらわれます。
             <つづく>

 「足の裏」改め「足の平」  その八

 「足の裏」改め「足の平」  その七

 「足の裏」改め「足の平」  その六

 「足の裏」改め「足の平」  その五 

 「足の裏」改め「足の平」  その四 

 「足の裏」改め「足の平」  その三

 「足の裏」改め「足の平」  その二
 

 「足の裏」改め「足の平」  その一

     < 健康氣功教室 >
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kenkou kikou kyoushitsu kaishin kikou annai

「足の裏」改め「足の平」  その八 健康氣功教室

 日本のお化けは、足の所在が不明です。
 地に足が着かないから、お化けになる
のでしょうか。
 お化けだと、足が地に着かなくなるの
でしょうか。
 いずれにしても、地に足をしっか
けておかないと、大変です。

 地に足をしっかり着けるためには、素
足が一番です。
 靴下や靴を履くのは、必要最小限にし
て、家の中では素足、家の外では素足に
草履にした方がいいでしょう。

 素足でいると、「足の裏」の感覚が鋭く
なります。
 素足でいると、「足の裏」から頭の先ま
で、血流が良くなります。
 素足でいると、思考も動作も機敏にな
ります。
 素足でいると、ホコリやゴミにすぐ気
付き、掃除したくなります。<つづく>

 「足の裏」改め「足の平」  その七

 「足の裏」改め「足の平」  その六

 「足の裏」改め「足の平」  その五 

 「足の裏」改め「足の平」  その四 

 「足の裏」改め「足の平」  その三

 「足の裏」改め「足の平」  その二
 

 「足の裏」改め「足の平」  その一

     < 健康氣功教室 >
と き  毎週火曜日 10時~11時30分
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