「地の気」は、足下を見下ろして観察す
るばかりでは、ありません。
頭上を見上げても、観察できます。
たとえば、雪形です。
つい20~30年前まで、人々は山々に姿
を現わす残雪の形を見て、その後の中・長
期的な天気を予測し、農作業の指針とし
ました。
全山を覆っていた雪が溶け出し、山の
斜面の一部分だけに、「ウマ」や「ウサギ」
に似た残雪の姿が見えてきます。
その姿が見えると、「もう種を蒔出して
も大丈夫」と、安心して農作業を始めたそ
うです。
雪形が短い期間で姿を消すか、例年に比
べ長く残っているかで、春から夏までの気
温や農業用水の水量などを、推測できたそ
うです。
自分自身の目や膚で、天の気配と地の気
配を感じ取ることができたればこそ、先人
は、天変地異の激動の中を、生き抜いてき
ました。 <つづく>
< 健康気功教室 >
と き 毎週木曜日 10時30分~12時
ところ 開進学園 二階 広間
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