大間崎から津軽海峡沿いに南進します。
大間町から佐井村に入り、国道338号線は海岸から150mほど高い、急な崖の上を走ります。
大間崎から約40km過ぎると、崖下に続く樹海がわずかに途切れ、巨岩が立ち並んでいるのが、見下ろせます。
「日本秘境百選」の一つである、仏ヶ浦です。
仏ヶ浦は、海底火山の噴火と地層の隆起よって形成された、約2kmに渡る緑色凝灰岩(グリーンタフ)の海食崖です。
それぞれの巨岩には、仏教色の濃い名前が付けられています。
如来の首
蓮華岩
・・・
1922年にこの地を訪れた大町桂月は、次の歌を残しています。
神のわざ鬼の手作り佛宇陀
人の世ならぬ処なりけり
「佛」は「仏」、「宇陀」は「アイヌ語で、海辺」。
「佛宇陀」から、「仏ヶ浦」の地名が生まれました。
津軽海峡沿いを走ってきた国道338号線は、対岸の津軽半島と隔てる平舘海峡沿いへと、進んで行きます。
〈 本州の太平洋岸最北の地 尻屋崎 〉本州の海岸線一周 その27
前回の問題 解答
秋に吹く暴風は、野分と呼ばれます。
今日の問題
『下北かるた巡り』で、◯◯◯に入る語句は何でしょう。
◯◯◯は極楽の磯
羅漢、如来が立ち並ぶ
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