〈 県境の湖 外浪逆浦 〉常陸紀行

 今から1000年ほど前、現茨城県の南部から現千葉県の北東部にかけて、広大な「香取浦」が横たわっていました。
 「香取浦」の、西側は「香取流海」、東側は「鹿島流海」、南東部は「浪逆浦(なさかうら)」と、呼ばれていました。

 江戸時代になると、「香取浦」は「霞ヶ浦」と呼ばれるようになります。
 現代では、「西浦(狭義の霞ヶ浦)」・「常陸利根川(西浦から流出して東進)」・「北浦」・「鰐川(北浦から流出して南進)」・「外浪逆浦(常陸利根川と鰐川が流入)」を合わせて、広義の「霞ヶ浦」としています。

 そのうち、「常陸利根川」の一部と「外浪逆浦」の南部が、茨城県と千葉県の県境になっています。
 湖が県境となるのは、十和田湖と並ぶ希有な存在です。

 「外浪逆浦」は、夕日の名所でもあります。
 夕空の彼方に聳えていた筑波山に替わって、夕日が空と湖を凌駕していきます。

外浪逆浦 夕日

〈 鹿島神宮・要石 〉    常陸紀行

〈 大助人形 〉      常陸紀行

〈 利根川 0.00km距離標 〉常陸紀行

〈 茨城県 最南端 〉   常陸紀行

 
 
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 『月から星々へ旅するかぐや姫』において、かぐや姫や付き人が乗る車の動力源は、「月光」です。
 
 

 
        今日の問題 
 十和田湖は、何県と何県の県境でしょう。
 

 
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