七夕が秋の季語に分類されることに対
して、度々質問されます。
七夕は、現代では夏の行事として定着
しているからです。
季語の区分では、太陰太陽暦に基づく
七月と八月と九月が秋の季節です。
精確に言えば、秋は、立秋(六月二十
六日・8月7日)から、立冬の前日(九月二
十九日・11月6日)までです。
七月七日は立秋を過ぎているので秋で
あり、七夕も秋となります。
星物語としての七夕には、二人の主役
がいます。
織女星(織姫星)としての、こと座のα
星=ベガ。
牽牛(彦星)としての、わし座のα星=
アルタイル。
ベガ(織女星)とアルタイル(牽牛)が子
午線を通過する時間に差は、年々1秒間
づつ長くなっています。
年を遡れば、1秒間づつ短くなります。
60年遡れば、60秒(1分)短くなります。
3600年遡れば、3600秒(60分=1時間)
短くなります。
古代の人々は、年々子午線を通過する
時間の差が広がっていくことに気付いて、
愛し合う二人が引き裂かれる悲恋物語を
編み出したのかもしれません。
前回の問題 解答
立秋は、太陽が黄経135度を通過する
立秋点を含む日です。
今日の問題
七夕を「たなばた」と読む由来に、どの
ような道具が関係しているでしょう。
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