10月のわくわく学習会のテーマは、「植物
との対話」でした。
その中で、「声をかけられたリンゴ」の話が
紹介されました。
木村秋則さんは、青森県のリンゴ農家。
リンゴに、年間十回以上農薬を散布します。
その結果、皮膚は炎症を起こし、体調を崩
します。
そこで、農薬を散布せず、肥料も施さない、
リンゴ栽培に変更します。
新農法は、挫折の連続。
八年間も、実は一個も成りません。
木村さんは、リンゴの木一本ずつに、声を
かけることにしました。
「一個でいいから、実を成らしておくれ」
すると、実を成らすどころか、花もまった
く咲かず、どんどん弱り出します。
花や実どころではなくなって、木村さんの
口から自然と言葉が出てきました。
「花も実も付けなくていいから、どうか枯
れないでおくれ」
九年後、リンゴは花を咲かせ、実を成らせ
ます。
世界初の無農薬・無施肥リンゴ栽培でした。
11月のわくわく学習会は、「知性あふれる
植物」をテーマに、植物についてさらに深く
見つめていきます。
< 11月のわくわく学習会 >
と き 11月14日(土) 14時00分~15時00分
ところ 開進学園
テーマ 知性あふれる植物
参加費 100円
連絡先 電話 043-273-6613(14時から)
メール wakuwaku@kaishin.jp.net
< わくわく学習会 最近のテーマ >
十月 植物との対話
九月 道ばたの草花
七月 群衆心理
六月 山岳信仰と修験道
二月 日本の山岳信仰
一月 地域民衆文化としての能
十二月 近代日本の絵画
十一月 江戸時代中期後期の絵画
十月 安土桃山・江戸時代初期の絵画
九月 鎌倉・室町時代の絵画
七月 平安時代の絵画
六月 日本絵画の歩み
五月 大相撲の静と動
四月 世方と角界
三月 くずし字で読む古文 第六回
二月 くずし字で読む古文 第五回
一月 くずし字で読む古文 第四回
十二月 くずし字で読む古文 第三回
十一月 くずし字で読む古文 第二回
十月 くずし字で読む古文 第一回
九月 さわやかな目覚め
七月 睡魔とのつきあい方
六月 雲の不思議
五月 富士山 大噴火
四月 腸内環境と発酵食品
三月 口の中 体の中
二月 精神病院の存在
一月 苦悩を手放す方法
十二月 心の病と精神療法
十一月 朝鮮王朝と女性の力
十月 李氏朝鮮 500余年
九月 歴史と風水
七月 風水は迷信か
六月 食用油を科学する
五月 「クラッシャー上司」
と「サイコパス」
四月 暮らしと貨幣
三月 応仁・文明の乱
二月 数字の民俗学
一月 魔除け 厄除け
十二月 柳田国男と『遠野物語』
十一月 日本の山岳信仰
十月 九州の古代文化
九月 日本列島と火山
七月 深海 水圧と地形
六月 ブラックホールと宇宙の謎
五月 宇宙の誕生
四月 人類の進化と環境
三月 睡眠効率
二月 日本の舞いと踊り
一月 囲碁と将棋の魅力
十二月 色の文化 赤と白と青と
十一月 麻とともに歩んできた道
十月 衣服の遷り変わりと日本の歴史
九月 日本のお菓子
七月 上方落語と東京落語
六月 俳句の力
五月 花道と華道
四月 茶の道
三月 日本史と能
二月 能の魅力
一月 白樺派と大正前期
前回の問題 解答
ハーフムーン・ベイ(オーバン)での、最低
気温記録はー7.3℃です。
今日の問題
木村秋則さんは、木から収穫する時も、箱
に詰めるときも、リンゴ一個ずつに、何と声
をかけるでしょう。
「あ」で始まる、五文字の言葉です。
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