屋島の急斜面

 香川県を代表する観光地・屋島。
 南北に約3km、東西に約2km、平らな
台地が広がっています。
 高さは300mほど。
 周囲を、急斜面がぐるりと取り囲んで
います。

 約1400万年前に起きたマグマの溶出が
もたらした火山活動の一種です。
 マグマは平らに固まり、周りの柔らかい
地層がどんどん浸食されていきます。

 1000万年以上の時が過ぎ、現在の地形が
できあがります。
 テーブルをスペイン語でメサということ
から、地質学上でメサと呼ばれます。

 平らな部分と、周りの勾配部分とを合わせ、
屋根のような島だから、屋島と名付けられた
のでしょう。
 古代は、讃岐平野とは海で隔てられた島
でした。
 白村江の戦い後、唐と新羅の襲来に備え、
対馬などと並んで屋島に山城が築かれたのも、
その地形が天然の城壁だったからでしょう。


 屋島は、景観的なすばらしさから日本で
最初の国立公園に指定されただけでなく、
地形的な特殊性により天然記念物にも指定
されています。

 写真は、屋島の頂上から見下ろした、
急斜面の真下に広がる高松市内です。

yashima  2016 05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
  1928年8月2日に日本人女子初の
メダリストとなり、1931年8月2日に
亡くなったのは、人見絹枝です。

 

     今日の問題 
 群馬県と長野県の境にあり、屋島と
並んでメサの例となっている山は
どこでしょう。

 

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