かつて、夜空に輝く星々は、日々の暮らしと深く結びついていました。
第一に、時計と同様でした。
「星は1時間に15度動く」というより、「星が15度動いたから1時間過ぎた」と、教えてくれました。
第二に、カレンダーと同様でした。
「星の位置は1ヶ月で30度ずれる」というより、「星の位置が30度ずれたから1ヶ月が過ぎた」と、教えてくれました。
「冬になるとオリオン座が見える」というより、「オリオン座が見えてくれば冬が近づいた」と、知りました。
第三に、方位計と同様でした。
北に輝く北極星をはじめとして、星々の位置は自然界において極めて大事な目印でした。
第四に、照明と同様でした。
電灯などが無い時代、星明かりは月明かりと並んで、暗い夜道を照らしてくれる双璧でした。
< つづく >
ヘール・ボップ彗星
出典『ニュートン 2020年10月号』ニュートンプレス
〈 星空で世界遺産を目指すタカポ(テカポ) 〉
テ・ワイ・ポウナム紀行 その9
前回の問題 解答
『八十日間世界一周』において、主人公のフォッグは、東回りで「80日目の12月21日(土)に戻った」と思い込んでいましたが、本当は「79日目の12月20日(金)」に戻っていました。
今日の問題
三大流星群の一つで、2022年12月14日に極大を迎えるのは、何流星群でしょう。
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