暮れなずむ その七

 日本には、冬至の日に柚子湯へ入る風習があります。

 この日まで消さずに守り続けてきた火種に替えて、新しく焚きつけた火で沸かしたお風呂に入れば、身も心も清められます。
 湯船から立ち込める柚子の香りが、甦る太陽光と合わせて、身体を包んでくれます。

 「桃栗三年、柿八年、柚子は九年でなりさがる」と、伝承されてきました。
 幾年もの風雪に耐えた後に実を付ける柚子にあやかろうという意味も、込められています。

 柚子湯は、衰える一方だった陽射しを増加に転じ、ますます厳しくなる寒さに耐える力をもたらしてくれます。       < つづく >
日の入り 富士山

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  色なき風 その七
 

 
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  昆虫の日本三大生息地は、箕面山(大阪府)・貴船山(京都府)・高尾山(東京都)です。
 
 

      今日の問題  
 初春は、太陰太陽暦で何月に当たるでしょう。
       

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