湯川秀樹 『平和への願い』

 湯川秀樹は、中間子理論でノーベル
物理学賞を受けた物理学者にとどまり
ません。
 研究領域は、生物・情報・歴史・
中国古代思想・・・と、非常に多岐に
渡っています。 

 多方面を研究する姿勢の基になって
いるのは、少年時代の学習でしょう。
 第一に、中国の古典を幼児期から
素読しました。
 第二に、家にあった様々な分野の
本を多読しました。
 第三に、お父さんは「成績のための
学習でなく、好きなことを学習すべし」
と諭し続けました。

 第二次世界大戦の惨禍に寄与した
科学の在り方を振り返って、湯川
秀樹は次のように述べています。
 核兵器は悪である。
 これはなんとしても全廃しなければ
なりません。
 世界の平和は「核」によって保た
れるものでは絶対にない。
   『平和への願い』 岩波書店

 湯川秀樹 1981年9月8日 永眠
        享年 七十四 

yukawa-hideki

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 ロングイヤービエンにおける八月の
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     今日の問題 
 湯川秀樹は、『静かに思う』で科学の
在り方について、どのように述べている
でしょう。

 

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