神無月・神有月 その三

 2021年のカレンダーで11月21日は、十月十七日(神
無月十七日・太陰太陽暦)です。
 十月十七日には、神等去出祭(からさでさい)が行わ
れます。
 出雲に参集された八百万の神々がそれぞれの国元へ
戻られる、送別の儀式です。

 出雲が特別な地である理由の第一は、朝鮮半島との
つながりが考えられます。

 出雲の浜辺には、ハングルが書き込まれた物が、多
数打ち寄せられます。
 海流の影響で、朝鮮半島から流れ出た物は、出雲に
流れ着きやすいのです。

 帆も動力も用いない古代の船は、朝鮮半島を離れる
と、出雲へ辿り着いたでしょう。
 福岡(九州)が朝鮮半島との交流において主要な基点
となるのは、はるかに後世のことです。
 出雲は、朝鮮半島や中国大陸から文化を受け入れる
古代の玄関口でした。

 オミヅノノミコトが、新羅に余っている土地を鋤で
切り取って綱で結び、「くにこ くにこ」と言いながら
引いたために出雲が誕生したとする「国引き神話」も、
朝鮮半島との密接な関係を物語っています。
                < つづく >

神在祭 出雲大社
  写真の出典『大社 ぶらっとまち歩きマップ』
          出雲観光協会

 

   神無月・神有月 その二

   神無月・神有月 その一
 
 

       前回の問題 解答
 テ・ワンガ=ヌイ=ア=タラの港湾に続いているのは、
テ・モアナ・オ・テウカワ(クック海峡)です。 

  
        今日の問題 
 国引きをするための杭とされた佐比売山とは、現代
の何山でしょう。

 
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