小学二年生の少年が預けられた祖母宅は、
一見すると貧しい「ボロ屋」でした。
しかし、中に入ると、素敵な「お屋敷」で
した。
見方を変えれば、世界は豊かさに満ちあ
ふれていることを気づかせてくれる、がば
いばあちゃんが住んでいたからです。
少 年
「うちって、ひょっとしたら貧乏違う?」
がばいばあちゃん
「貧乏ごっこしてると思え、苦労は幸せ
になるまでの準備体操」
少 年
「ばあちゃん、金あったらええね」
がばいばあちゃん
「何を言うと。
一億円あっても、金魚一匹作れんばい。
世の中の命は、金からは生まれない。
金は、紙ばい。
燃えてしまう。
だから貯金してても金は減って行くけど、
心の金持ちは減らんばい」
「人がコケたら遠慮せんと笑え。
自分がコケたらもっと笑え。
人はみんな滑稽なもんやから」
辛い時こそ笑ってみる。
自分のことを笑えることができれば、そこ
に余裕が生まれて、他人が失敗した時にも、
きっと優しくなれますね。
『がばいばあちゃん 幸せの教え』
島田洋七 著 ヴィレッジブックス
前回の問題 解答
松尾芭蕉の次の俳句の「 」に入る語句は、
「嫁が君」です。
餅花や かざしにさせる 「 」
今日の問題
少年が「腹減った」と言った際、がばいばあ
ちゃんは何と返したでしょう。
「○のせいや」
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