人類は、幾多の災難に際して、ネズミに助
けられてきたと、推測されます。
ネズミに限らず、魚にしろ、鳥にしろ、動
物には、人智の及ばぬ予知能力が備わってい
ます。
中でも、人家に同居するネズミの予知能力
には、大変お世話になってきたはずです。
そうであるなら、良い語感とは思えない
「ネズミ」という呼称は、失礼になります。
せめて特別な正月ぐらい、「ネズミ」という
呼称を改めようとしたのでしょう。
日本各地に、ネズミの様々な異名が存在し
ます。
嫁ご
嫁ごぜ
嫁じょ
お福
上の人
夜の君
・・・
それらの内、「嫁が君」は、新年(正月)の季
語とされて現代に至っています。
三宝に 登りて追われ 嫁が君 高浜虚子
< 完 >
< ネズミのことわざ > 嫁が君 その12
< ネズミの門歯 > 嫁が君 その11
< かじるネズミ > 嫁が君 その10
< 進化するネズミ > 嫁が君 その9
< 小型化したネズミ > 嫁が君 その8
< ネズミの害 > 嫁が君 その7
< 一年間に77kg > 嫁が君 その6
< 一回で23匹を出産 > 嫁が君 その5
< ネズミ算 > 嫁が君 その4
前回の問題 解答
メンデルが、紫色の花と白色の花の比など
を調べて、遺伝の法則を明らかにするために
用いた植物は、エンドウです。
今日の問題
松尾芭蕉の次の俳句の「 」に入る語句は、
何でしょう。
餅花や かざしにさせる 「 」
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