陽の光と夏至の日の関係について、次のような声を耳にしたことがあります。
① 日の出の一番早い日が、夏至なのではないか。
② 日の入りの一番遅い日が、夏至なのではないか。
③ 日の出から日の入りまでの昼間の時間が一番長い日が、夏至なのではないか。
④ 太陽の南中高度の一番高い日が、夏至なのではないか。
そこで、陽の光と夏至の日の関係を、国立天文台の資料(2024年・千葉)から眺めてみます。
第一に、日の出の時間です。
一番早いのは、6月09日から6月16日まで8日間の「04時23分」です。
第二に、日の入りの時間です。
一番遅いのは、6月21日から7月06日まで16日間の「18時59分」です。
第三に、日の出から日の入りまでの、昼間の時間です。
一番長いのは、6月21日から6月22日まで2日間の「14時間35分」です。
第四に、太陽の南中高度です。
一番高いのは、6月16日から6月25日まで10日間の「77.8度」です。
四つの項目のいずれも、夏至の日が何月何日であるかを特定できていません。
夏至の日は、陽の光と地球の関係より、太陽の宇宙上の位置に基づいています。
天球における太陽の見かけ上の通り道(黄道)は、春分点を0度とし、360度に分割されます。
そのうち90度に当たるのが、夏至点です。
今年2024年に太陽が夏至点を通過したのは、日本時間で「6月21日05時51分」でした。
それゆえ日本では、太陽が夏至点を通過した「6月21日」を、「夏至の日」としています。
前回の問題 解答
「オランダ」を漢字で表記すると、「和蘭」や「阿蘭陀」です。
今日の問題
2024年の千葉において、昼間の時間が二番目に長い「14時間34分」は、何日間あるでしょう。
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