「サトイモ」 中秋の名月 その二

 中秋の名月は、「芋名月」とも呼ばれま
す。
 この「芋」は、サトイモを指します。

 芋類の中で、秋から冬にかけて風物詩
となるのは、サツマイモでしょう。
 このサツマイモが日本各地で生産され
るようになったのは、江戸時代の中頃で
す。
 
 芋類の中で、現代の料理に最も使われ
るのは、ジャガイモでしょう。
 ジャガイモは、江戸時代の終わり頃に
日本へ渡ってきました。

 サツマイモとジャガイモは、アメリカ
大陸から、長い歳月を経て、世界中へ広
まりました。
 日本へ渡ってきたのは、かなり後の方
です。

 サツマイモとジャガイモが日本へ渡っ
てくるよりもはるか以前、日本ではサト
イモが栽培されていました。

 アジア各地で今でも採集狩猟生活を送
っている人々が主食としているのは、タ
ロイモなどの芋類です。
 サトイモは、タロイモと同じ系列です。

 現在、水田といえば、「イネの田」以外
に考えられません。
 しかし、イネが日本へ渡ってくる以前、
水田とは「サトイモの田」であったかもし
れないのです。      <つづく>

「ススキとイナホ」 中秋の名月 その一
ヤバネススキ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 台風15号で観測した、最大瞬間風速57
.5m/s(千葉県内で観測史上最大)は、時速
に直すと207km/hです。
 

  
      今日の問題 
 与那国島の水田脇にある湿地で野生化
している芋類は、何でしょう。
  A サツマイモ
  B サトイモ 
  C ジャガイモ
  D タロイモ
  

 
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