「関門海峡・浪の下の都」 山口紀行 その12

 火の山(下関市)は、その昔に狼煙台が設置
され、眺望が開けた所です。
 目の前は関門海峡で、対岸には古城山(北
九州市門司区)が迫ります。
 その間(早鞆の瀬戸)は、関門海峡の中でも
最も狭く、600mほどしかありません。
 海底には関門国道トンネルと新関門トンネ
ル(新幹線)が、海上には関門橋(高速道路)が、
建設されています。

 火の山の眼下(関門海峡の下関側)は、壇ノ
浦と呼ばれます。
 平安時代の末期、平家と源氏との最終決戦
が行われました。

 当初は、西から東へ流れる潮流を利用して、
西側から攻めた平家が優勢でした。
 後半、東から西へと流れを反転させた潮流
を利用して、東側から攻める源氏が優勢にな
ります。
 源氏側は平家側の船を操る水夫達に狙いを
定めたため、平家側の軍船は身動きがとれな
くなります。
 もはやこれまでと悟った平家側は、次々と
海中へ身を投じていきます。
 その中には、祖母から「浪の下にも都のさ
ぶらふぞ」と諭された安徳天皇(六歳五ヶ月)
も含まれていました。

関門海峡
 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 「嫁じょ」という異名を持つ動物は、ネズミ
です。
 

  
      今日の問題 
 火の山(下関市)の標高は、どれほどでしょ
う。
   A 2m 
   B 26m
   C 268m
   D 2682m
   E 26827m
       

 
   夢を実現する学習塾  開 進 学 園
      ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です