カテゴリー別アーカイブ: 和歌を詠む

「花」 開進学園叢書・歌集『香る代に』

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「花」に因んだ短歌を、三首紹介し
ます。

  
 静かなる心の奥をのぞき見ぬ 
  ばらの花咲く吾をいましむ 

 会津野は花咲き満ちて誰を待つ 
  今日もひそけく風になびきて 

 兄君は戦場の花と散り終えて
  いのち短く神にぞなり給う 
 
bara  appu  2016 05
 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 徳川家康と同じ1616年に亡くなった、
イギリスの劇作家は、シェークスピア
です。

      今日の問題 
 752年の四月九日(太陰太陽暦・2018年
のカレンダーで5月23日)、一万名余の僧
侶が参加して、何の開眼供養が行われた
でしょう。

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「徳川家康 日光へ改葬」 日光紀行 その三

 1617年の四月八日(太陰太陽暦・2018年
のカレンダーでは5月22日)、徳川家康は
日光に改葬されました。

 家康は、駿府(静岡)の南東にある久能
山に、いったん埋葬されます。
 一年後、久能山から見て、富士山の彼
方である北北西の方角に当たる日光へ、
改葬されます。

 日光は、江戸の街の真北にあたります。
 神(東照大権現)となった家康が、江戸
に南面しながら守護するのに最適と思わ
れたのでしょう。

 墓所は、日光東照宮の北方の山中にあ
ります。
 江戸時代には入れませんでしたが、現
代では宝塔の側まで行けます。

   嬉しやとふたたび覚めて一眠り
    浮き世の夢は暁の空

 家康の辞世です。
 久能山から起き出し、日光で長寝する
ことを、詠んだのでしょうか。

 「勝道上人像」日光紀行 その二

 「天海上人像」日光紀行 その一

nikkou okusya 2017 09

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 dayとweekとmonthの字数は、
一日 → 一週 → 一月となるに従い、
一字ずつ増えています。

      今日の問題 
 徳川家康と同じ1616年に亡くなった、
イギリスの劇作家は、誰でしょう。

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新古今和歌集と後鳥羽上皇

 新古今和歌集が完成したとされるのは、
1205年三月二十六日(太陰太陽暦・2018
年では5月11日)。
 新古今和歌集を主導した後鳥羽上皇は、
その夜、次のように詠っています。

  石上古きを今にならべ来し
   昔の跡をまた尋ねつつ

 後鳥羽上皇が四歳(数え年)の時、木曾
義仲が京都を占拠したため、安徳天皇
(異母兄)は、西国へ逃れます。
 翌年、五歳にして天皇に即位します。

 二十一歳で、和歌所を設置。
 二十六歳で、新古今和歌集を完成させ
ます。
 その狙いを、『仮名序』では次のよう
に記しています。

 世を治めたり民の心をなごやかにした
りする道

 万民が、皆なびき従い、四方の海、秋
津島の全天下が静かに治まっている

 『新古今和歌集』峰村文人・訳 小学館

 時代は武士の天下となりつつありまし
たが、鎌倉幕府内では、将軍家と北条家
とが対立して、盤石とはいえません。
 後鳥羽上皇は、新古今和歌集の完成を
もって、文化の面において朝廷・貴族の
優位性を誇示することに成功します。
 続いて政治の面においても優位性を示
すため、承久の乱を起こしますが、敗北。
 逆に、北条家による全国支配を招いて
しまいます。

 後鳥羽上皇は、流された隠岐の島で新
古今和歌集の改訂を続けます。

 後鳥羽上皇 1239年三月二十八日(太陰
      太陽暦・2018年の5月13日)
       永眠
       享年 四十

shinkokin wakasyuu

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 十分な抗鬱薬を服用した鬱病患者の寛
解率は、13~37%と言われています。

      今日の問題 
 新古今和歌集の第2首の作者は、だれ
でしょう。
  ほのぼのと春こそ空に来にけらし
   天の香具山霞たなびく

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千歳の桜は

 会津盆地の西端・旧新鶴村(現・会津美
里町)の水田に、一本の桜の古木が立っ
ています。
 植えられたのは1273年、鎌倉時代の
中期です。
 それ以来745年間に渡って風雪に耐え、
見事な花模様を身に纏ってきました。
 会津の人々に、農作業の開始時期がや
って来たことを告げるために。

 例年ならば連休中に満開となるところ
ですが、今年はすっかり葉桜となり、ほ
んの数枚花びらを残すだけでした。
 それでも、10.5mの幹周りを誇るベニ
ヒガンザクラは、悠然と会津盆地を見渡
していました。
chitose sakura miki 2018 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 今から150年前、千歳桜はどのような
思いで、会津若松の城下を見つめていた
のでしょうか。

 戊辰戦争の最中、もののふ達は、年若
い白虎隊をはじめ、死地を求めて彷徨っ
ていました。
 もののふが出払った、家老・西郷家の
屋敷では、五女(享年 二)から祖母(享年
八十四)まで、計二十一名の子女が、次
々と命を絶っていきました。

 もののふは散るこそ道と急げども
  咲くこそ道と千歳の桜は

chitose sakura bandai 2018
 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 八十八夜という暦注は、立春から数え
て八十八日目の夜の遅霜に、注意を促し
ています。

 
      今日の問題 
 千歳桜の別名は、何でしょう。
    

 
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「乙女」 開進学園叢書・歌集『香る代に』

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「乙女」に因んだ短歌を、三首紹介し
ます。

  

今日の日ははじめにてまた終りならむ 
 乙女等と共におどる思ひは 

伸びゆかん乙女等と共に手を取りて 
 美はしき世となさましものを 

吾が思ひただ乙女等の胸にしむ
 心の通ひ尊くも嬉し 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    前回の問題 解答
  e 5000m
  f 500m
  g 50m
  h 5m

 
      今日の問題 
 親代わりで坂本龍馬を鍛えたお姉さん
の名前は、何でしょう。
    

 
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「忘るるな夢」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「忘るるな夢」に因んだ短歌を、三首紹介
します。

  

   変わりゆく生命ある君達らは 
    永遠に生きませ吾が願いつる 

   さきくませゆく手に映ゆる希望もて 
    たゆまず励め心ゆくまで 

   女性と生れしし君は常永遠に
    美はしくあれ忘るるな夢 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 a 5000円紙幣
 b 500円硬貨
 c 50円硬貨
 d 5円硬貨
 e 5000m
 f 500m
 g 50m
 h 5m
 i 5000g
 j 500g
 k 50g
 l 5g

 
      今日の問題 
 上記の「女性と生れしし・・・」の歌の
「女性」は、何と読んでいるでしょう。
 

 
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ぬしなき宿となりぬとも 源実朝

 もし父の源頼朝と兄の源頼家が、それ
ぞれ長寿で征夷大将軍職を全うしていた
ら、源実朝は歌人として有意義な人生を
送れたかもしれません。

 しかし、源頼朝は、鎌倉幕府の体制を
盤石にする前に急死。
 源頼家は、御家人同士の権力争いの渦
中で惨殺。
 源実朝は、13歳(数え年)で征夷大将軍
になります。

 北条氏が覇権を握ろうとする政局に心
労を重ね、病気に苦しみながらも、自然
や人生を詠い上げます。

 この寝ぬる朝明けの風にかをるなり
  軒端の梅の春の初花

 今日もまたひとりながめて暮れにけり
  頼めぬ宿の庭の白雪

 ひとり臥す草の枕の露のうへに
  知らぬ野原の月を見るかな

 鎌倉時代の初期、幕府・武家と朝廷・公
家による二重支配が、続いていました。
 その中にあって、源実朝は公武合体を
構想していた可能性があります。
 『新古今和歌集』の編纂を推進する後
鳥羽上皇への思慕も含めて。

 山は裂け海は浅せなむ世なりとも
  君にふた心わがあらめやも

 北条氏は、幕府権力を掌握した後、二
重支配を脱して全国を支配下に置こうと
します。
 北条氏の動きに対抗して、後鳥羽上皇
は鎌倉幕府の崩壊を目論見ます。
 両者の間に立つ源実朝は、切り捨てら
れる運命を悟り、心境を歌に託します。

 出でて去なばぬしなき宿となりぬとも
  軒端の梅よ春を忘るな

 源実朝 正月二十七日(太陰太陽暦・
     2018年3月14日) 永眠
     享年 二十八

minamoto sanetomo
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
      前回の問題 解答
 飯盛山の北西側の麓では、三月から四
月にかけて、カタクリの花が見頃になり
ます。

 
      今日の問題 
 源実朝の歌を集めた歌集は何でしょう。
 

 
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