カテゴリー別アーカイブ: 和歌を詠む

「冬の野」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「冬の野」に因んだ短歌を、三首紹介
します。

  
   われとわがさびしき性をもちあぐみ 
    冬の野に出で月に涙す 

   風向きの変はるたるらし吹雪夜を 
    過ぎる列車の響き遠のく 

   吾は今ただ過ぎこしし去年よりの
    けはしき道をしみじみと思う 
 
shimo keshiki 01 23

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 
 

 

 
 

 
 

 

 
 

 
 

 

      前回の問題 解答
 一茶は、故郷の柏原(長野県)が雪国で
あることを、51歳の時次のように詠んで
います。
  はつ雪や といへば直に 三四尺
 
 

      今日の問題 
 三八豪雪(1963年1~2月)において、
県庁所在地では最深積雪記録となる、
福井市の積雪は、何cmでしょう。

 
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「人の世」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「人の世」に因んだ短歌を、三首紹介
します。

  

   人の世の嘆き喜び踏み越えて 
    出で立つ君の幸を乞うのみ 

   人の世の幸を極めんつとめにも 
    生きる道ありさとしつつ往く 

   人の世の幸を求めん一すぢの
    道ありとして心安らぐ 
 
kaoruyoni  nanigotomo
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 トナカイの肉は、ポロンリハと呼ばれ
ます。
 
 

        今日の問題 
 1938年12月26日、中谷宇吉郎は雪の
何を世界で初めて成功したと、発表した
でしょう。

 
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「りんだう」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「りんだう」に因んだ短歌を、三首
紹介します。

  

   山深くひそやかに咲くりんだうは 
    生命の限り美しくあり 

   山深くひそやかに咲くりんだうは 
    口づけて見ぬ命はかなし

   山深み思ひつのりてりんだうに
    口づけせしも露の冷たさ 
 
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「会津盆地」
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

「さやけき月」 
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から


      前回の問題 解答
 ウユニの標高は、3660mです。

 

        今日の問題 
 長野県と熊本県の県花は何でしょう。

 

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『この道』 北原白秋

 北原白秋は、たくさんの童謡を書いて
います。
 『あわて床屋』
 『待ちぼうけ』
 いずれも、心豊かなこどもとして成長
してほしい願いがこもっています。

  からたちの花が咲いたよ
   みんなみんなやさしかったよ
       『からたちの花』

 ところが、戦局が進行するのに伴い、
戦争賛美の歌詞が増えていきます。
 『誓へこのときこの八日』
 『僕らは昭和の少国民だ』
 いずれも、勇ましい軍国少年に成長し
てほしい願いがこもっています。

 電撃 爆撃 必中弾
  ぐわんと捨て身の 体当たり
        『少年飛行士』

 自爆行動が英雄視されるような道(時
代)に戻らないように、願うばかりです。

  この道は いつか来た道
   ああそうだよ
       『この道』

 なお、1940年に刊行された『黒檜』に
は、次の歌も収められています。

 兵の妻九人とふ子の母のまた
  細るらし家貧しきに

 眼前に友の屍凍れるを
  月夜へつつ七夜経しとふ

 北支那に砲とどろきし頃よりぞ
  目見闇くなりて我は籠りつ

 北原白秋 1942年 永眠
        享年 五十七 

kitahara hakusyuu

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 グレゴリオ暦の語源は、改暦を主導し
たグレゴリオ(グレゴリウス)13世に由来
します。


 

        今日の問題 
 北原白秋作『待ちぼうけ』の最終句は、
何でしょう。

 

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百歳の梨

 大変貴重な梨をいただきました。
 樹齢百年をはるかに越える古木に実っ
た梨です。

 梨の木の寿命は、30~40年と言われて
います。
 それを過ぎればすぐに枯れるわけでは
ありませんが、果樹栽培としては樹勢が
役割を果たせません。
 切り倒して、新しい苗木に植え替えざ
るをえません。

 今回いただいた梨の木は、根や幹など
の根幹部分が百年を越し、接ぎ木して伸
びた枝に、実をつけているのだそうです。
 切り倒されて新木と交代されることな
く、古木は大地にしっかりと根を張り、
若枝を擁し、百歳(ももとせ)を過ぎても
新旧相和して、命を繋いでいます。

  風雪を耐える古木に接ぎ木して
   命を繋ぐ百歳の梨

momotoseno nashi

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 背炙山から見て、西に広がるのは会津
盆地、東に広がるのは猪苗代湖、北に聳
えるのは磐梯山です。

        今日の問題 
 和梨の生産量が一番多いのは、何県で
しょう。

 

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「会津盆地」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「会津盆地」に因んだ短歌を、三首
紹介します。

  
   湖と山と会津盆地を一望し 
    ふるさと賛歌に心おどりぬ 

   紅葉燃ゆ背炙山に集い来て 
    小学の友と思い出語りぬ

   しじまなる背炙山に友どちの
    語らいひびき木の葉のゆるる 

 
bandai-yama

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 ラパスについで標高世界第二位の首都
は、キト(エクアドル)です。

        今日の問題 
 背炙山から見て、西に広がる盆地、東
に広がる湖、北に聳える山は、それぞれ
何でしょう。

 

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寒秋に ヨルガオまばゆく 初開花

 晩秋を越して初冬のような寒気に包ま
れた夜、ヨルガオが今年初めて開花しま
した。

 真夏の陽射しを遮る緑の簾として、毎
年ヨルガオを育てています。
 ヨルガオは、葉の繁りが大活躍した後
の夕方から花を咲かせて、塾生を見送っ
てくれます。

 ところが、今年は茎は伸び、葉は繁ら
せていても、花はいっこうに咲きません。
 秋に入り残暑が続いている間も、蕾さ
えつけません。

 本来ならば緑の簾を片付ける時期で
すが、他の用事に時間を取られて、手
つかずにいました。
 ヨルガオのことなど、脳裏からすっか
り消えていました。

 陽射しが弱くなったので役目は終わり
として、ヨルガオを早々に処分していた
ら、時季外れのすてきな開花に遭遇でき
なかったでしょう。

 寒秋にヨルガオまばゆく初開花
  季節を過ぎても切らずにおけば

yorugao 2017
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 大伴家持は、伊勢・因幡・越中・相模
・薩摩の国司に任命されました。

        今日の問題 
 ヨルガオは、何属に分類されるでしょ
う。
  A サツマイモ
  B サトイモ
  C ジャガイモ
  D タロイモ
  E ヤマイモ

 

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