数詞に助数詞が付くと、数詞も助数詞も読み方に変化が起きます。
軒数の呼び方で、助数詞「軒」を、数詞「一」「二」「三」に付けます。
一軒 いち・けん ⇨ いっ・けん
二軒 に ・ けん
三軒 さん・けん ⇨ さん・げん
「一軒」の「一」は促音化し、「三軒」の「軒」は濁音化します。
日数の呼び方で、助数詞「日」を、数詞「一」「二」「三」に付けます。
一日 ひい・か ⇨ いち・にち
二日 ふう・か ⇨ ふつ・か
三日 みい・か ⇨ みっ・か
「一日」の「一」のみが漢語系数詞の、「二日」「三日」の「二」「三」は和語系数詞の、読み方です。
さらに、「三日」の「三」は、促音化します。
「一日」の「日」のみが音読みの「にち」、「二日」「三日」の「日」は訓読みの「か」の、読み方です。
人数の呼び方で、助数詞「人」を、数詞「一」「二」「三」に付けます。
一人 いち・にん ⇨ ひと・り
二人 に ・ にん ⇨ ふた・り
三人 さん・にん
「一人」の「一」と「二人」の「二」は、和語系数詞の読み方です。
「三人」の「三」は、漢語系数詞の読み方です。
「一人」と「二人」の「人」は、「人」の特別な読み方の「り」です。
「三人」の「人」は、音読みの「にん」です。
「数詞+助数詞」には、多くの謎が秘められています。
『 平方根(非循環無限小数)の存在 』 9月の開進学園だより
前回の問題 解答
「山色空濛として雨も亦奇なり」は、漢詩『湖上に飲す』からの一行で、作者は蘇軾です。
今日の問題
「一本」「二本」「三本」と、「一杯」「二杯」「三杯」の、読み方の変化の共通点は、何でしょう。
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