かつて日本第二位の面積を誇った八郎潟は、干拓工事によって消失し、わずかな八郎潟残存湖を残すのみとなっています。
同じころに干拓の計画があった霞ヶ浦・中海・宍道湖では、水質の汚濁による漁業被害や環境被害を心配した住民運動によって、干拓工事は中止され、湖沼は守られました。
八郎潟の干拓工事が終了するや、アオコが大発生して、八郎潟残存湖の湖水を上水道として取水できなくなります。
全国湖沼汚染度順位で、八郎潟残存湖は、ワースト5位➡ワースト3位と、順位を上げています。
八郎潟干拓地から出る農業排水や生活排水を、干拓地を取り囲む八郎潟残存湖へ汲み上げ、八郎潟残存湖から染み出る水を上水道の原水とする方式は、いかがなものでしょうか。
八郎潟干拓地は、標高がー3.776mです。
危険とされる「海抜0m地帯」より、はるかに低いのです。
八郎潟干拓地は、日本海の海面より4mほど低く、周囲の八郎潟残存湖の湖面より4m以上も低い、広大な凹地です。
農地の拡大が重要であるにしても、干拓工事を優先するあまり、安全が損なわれてもいいのでしょうか。
『 平方根(非循環無限小数)の存在 』 9月の開進学園だより
前回の問題 解答
15kmに及ぶアジサイロードには、およそ15000本のアジサイが植えられています。
今日の問題
現在日本第二位の霞ヶ浦の面積は、168㎢です。
八郎潟が干拓工事によって消失した面積は、何㎢でしょう。
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