中村哲さんは、1984年からアフガニス
タンとパキスタンで活動を始めました。
ハンセン病の治療を出発点としながら、
水資源の確保など、現地での活動は多岐
に渡っています。
アフガニスタンは、外国勢力の侵攻や
国内各派による内戦が続く戦地です。
毎日、大勢の戦死者が出ています。
それにもましてアフガニスタンを苦し
めているのは、水不足による餓死者です。
もともとアフガニスタンは、降水量が
日本の1/200という砂漠地帯です。
そこで命の綱だった井戸が、涸れてし
まいます。
病気はあとで治されるから、まず生き
ておりなさい。
何よりも水だ、水。
水を何とかしないと、本当にみんな死
んでしまう。
『ほんとうのアフガニスタン』
中村哲 著 光文社
中村哲さんは、医師として治療にあた
りながら、井戸掘りに邁進します。
一ヶ月で130本もの井戸が掘られます。
内戦で使われた地雷を、爆薬の代わり
に用いながら。
「考えている暇はない」と続いた活動は、
襲撃を受け、35年で休止となります。
中村哲 2019年12月4日 永眠
享年 七十三
だれもが行きたがらないところ、だれ
もがやりたがらないことをする。
これが私たちの一貫した基本方針です。
前回の問題 解答
木材の国内生産量は、2008年の1942万
㎥から、2018年の3020万㎥へ、増加して
います。
今日の問題
『ほんとうのアフガニスタン』のあと
がきの題名の「 」に、何が入るでしょう。
最悪の「 」に
「 」に生きつづけます
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