富と権力は、ピラミッドに代表される
巨大な建造物を、永遠に残そうとしてき
ました。
たとえ崩壊したとしても、存在した形
跡までは消えないように。
地震・噴火・大洪水などの自然災害が飲
み込んだ巨大な建造物は、長い眠りから
覚めた後、後生の人々へ、往時の「栄華」
を伝えてくれます。
そして、そのような「繁栄」を造りだし
た富と権力を、誰がどのように掌握して
いたかに、注目が集まります。
誰がどのように富を集め権力を握った
かを知ることが歴史を学ぶ目的であるか
のように錯覚した人々は、次は自分が富
を集め権力を握ろうとします。
あるいは、富を集め権力を握る策謀に、
協力したり、共感します。
ほんのわずかしか遺物を残さない大多
数の人々の暮らしには、関心を示さずに。
<つづく>
「箸 一膳」
残る文化・残らない文化その8
「土に戻せない廃棄物」
残る文化・残らない文化 その7
「木を素材の中心とした生活へ」
残る文化・残らない文化 その6
「文化生活」
残る文化・残らない文化 その5
「木製道具」
残る文化・残らない文化 その4
「木器文化」
残る文化・残らない文化 その3
「樹上生活」
残る文化・残らない文化 その2
「倒木」 残る文化・残らない文化 その1
前回の問題 解答
古代日本の基本六色は「紅・丹・赤・黒・
青・白」なので、青は入っていますが、緑
は入っていません。
今日の問題
木材の国内生産量は、2008年と2018年
を比較すれば、増加しているでしょうか、
減少しているでしょうか。
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