宗教改革から500年

 今から500年前の、1517年10月31日
(ユリウス暦)、ルターは『九十五カ条
の論題』を発表し、宗教改革が始まり
ました。

 第49条 教皇の贖宥は、もし人々が
      これに信頼しないのであれば
      有益であるが、これによって
      神への恐れを捨てるのであれ
      ば最も有害であることを、キ
      リスト者は教えられなければ
      ならない。

 第62条 教会の真の宝は、神の栄光
      と恵みとの最も聖なる福音で
      ある。

 教皇や教会が販売する贖宥状(免罪符)
を痛烈に批判し、聖書に基づく信仰に戻
るよう訴えたのでした。

 ラテン語で書かれた 『九十五カ条の論
題』はドイツ語に訳され、瞬く間にドイツ
中に広まります。
 また、ドイツ語版聖書も出版されます。
 グーテンベルグが改良した活版印刷術
の威力が、いかんなく発揮されました。

 受けて立つ教皇・カトリック教会側も、
内部で様々な改革を行います。
 イエズス会を設立し、アジア・アフリカ
・南アメリカへ布教活動を拡大します。
 さらに、それまでのユリウス暦を改め
ます。

 ローマ教皇が主導した新しいグレゴリ
オ暦(新暦)を当初から採用したのは、カ
トリック教会の影響力が強かったイタリ
ア・スペイン・ポルトガル・ポーランドなど
に限られました。
 プロテスタントの影響力が強い国々で
グレゴリオ暦が採用されていくのには、
数百年の歳月が必要でした。

ruta-

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

      前回の問題 解答
 三河国の語源は、「三つの川」説と「御
川」説の、二説あります。
 三河国の中央を流れる矢作川の尊称で
ある「御川」の読み「みかわ」が「三河」とな
ったとの見方が、妥当ではないでしょうか。

 

        今日の問題 
 グレゴリオ暦の語源は何でしょう。

 

 夢を実現する学習塾  開 進 学 園
         ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です