カテゴリー別アーカイブ: 和歌を詠む

ローマ字日記 石川啄木

頬につたふ
なみだのごはず
一握の砂を示しし人を忘れず

 石川啄木の歌集『一握の砂』の第二首
です。

 『一握の砂』は、1910年に発行され
ました。
 その前年の四月から六月にかけ、
『ローマ字日記』が書かれています。

 それによると、4月9日は桜が九分
咲き、4月13日は二度寝をして
起きたのが11時だったため会社を
休んだようです。

 12日は、次のように綴られています。

 今日も昨日に劣らぬうららかな
一日であった。風なき空に花は
三日の命を楽しんでまだ散らぬ。
   < 中略 >
 人に愛せらるな。
 人の恵みを受けるな。
 人と約束するな。
 人の許しを乞わねばならぬことを
するな。
 決して人に自己を語るな。
 常に仮面をかぶっておれ。
 いつ何時でも戦の出来るように
いつ何時でもその人の頭を叩き得る
ようにしておけ。
 ひとりの人と友人になる時は、
その人といつか必ず絶交すること
あるを忘るるな。

 1910年に大逆事件が起きると、
真相を究明しようと奔走します。
 そして、『悲しき玩具』の出版が
契約された四日後でした。

 1912年4月13日 永眠
             享年 二十六

takuboku  shiki  kyoshi  syashin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
  「トド」と「ジュゴン」です。

 

     今日の問題
 石川啄木がローマ字で日記を書いた
理由は、何でしょう。

 

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揺れる大地 揺るがぬ氣概

 地球上のあらゆる生命の祖先は、海底
火山が連なる海嶺付近に誕生したと考えられます。

 原初人類が類人猿から分岐したのは、
アフリカ大陸で激しい地殻変動が起きた
ころです。

 大地の揺らぎは、生命を産み出し、生命を
進化させてきました。
 地球上の生物、そして人類は、地殻の
変動・火山の爆発・地震の続発から身を
守りながら、今まで生き抜いてきました
し、これからも生き抜いていきます。

   大地裂け大海原が襲うとも
     我ら生き抜くこの地に永遠に

 くわしくは、『 学園だより 揺れる大地
揺るがぬ氣概 』を、お読み下さい。 

 

      前回の問題 解答
 『マクロビオティックをやさしくはじめ
る』によれば、「乳製品、ことに冷たい
牛乳の飲み過ぎ」です。

 

       今日の問題
「東京湾北縁断層」とは、何でしょうか。

 

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gakuen  dayori  2011  04 yureru  daichi

雪の世に 開進学園叢書・『香る代に』

 開進学園叢書・二瓶カヨ子歌集『香る代に』
から、二月に因む短歌を、三首紹介します。

   雪の世に道をわが行くさびしさの
    ながくもがなとわが願ひつる

   小止みなく降りつづくらし雪見れば
    君が往来の姿しのばる
 
   夕あかり残る雪道ふみなずみ
    かへるをわれはいとはざりけり

yuki  ookawa  2016 01

 

 
   < 前回の問題 解答 >
 「食用バナナ」です。

 

      < 今日の問題 > 
 「神の御幸」が語源という説もある気象現象は、
何でしょう。

 

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雪の野に 開進学園叢書 『 歌集 香る代に 』より

 開進学園叢書 『 歌集 香る代に 』
から、一月に因む短歌を三首紹介します。
 
   わが胸のもゆる思ひを降りつもる
    雪に埋めむ思ひすつべく

   こころよくこの雪の野に命をも
    恋をも名をもすてましものを
 
   雪の間に南天の実のあかあかと
    かがよふ見れば心恍たり


 

 

 

 

 

 

 

     starblue 前回の問題 解答 starblue
 「志賀潔」です。

      starpink 今日の問題 starpink
 新雪の熱伝導率は、氷や水に比べてど
の位小さいでしょう。

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年の瀬の里山

 年の瀬の里山は、ひっそり静まりかえって
います。
 紅葉も黄葉も舞い散り、針葉の緑もくすんで
います。
 色あせた里山で、一種だけ気を吐いているのは、
カラスウリの実。
 秋半ばから色づいたまま、冬半ばに
さしかかろうとしている年の瀬に至っても、
真っ赤に輝き続けています。
 夏に咲く花が開くのは、夜の間だけ。
 夜に里山を歩かないため、花を見ずして
秋になり、実がなって初めてカラスウリの
存在に気付く繰り返しでした。


 こんなに目立っているのに、鳥にも虫にも
食べられず、色あせていきます。
 
   黄葉の散りゆくなへに玉梓の
    使を見れば逢ひし日思ほゆ
          『万葉集 第209首』
      「玉梓」は、カラスウリの古名です。
 冬の足音が声高になるつれ、カラスウリの実は、
しわがより、やがて朽ちていきます。


   starblue 前回の問題 解答 starblue
 一 A 競 B 双 C 朋 D 赫 E 棘
 二 左右が同じ
     starpink 今日の問題 starpink
   黄葉の散りゆくなへに玉梓の
     使を見れば逢ひし日思ほゆ
 この歌の作者はだれでしょう。
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時雨降る 『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集 『 香る代に 』 から、
十二月に因む短歌を三首紹介します。
 
   時雨降る夕べの道のさびしきに
    かへりみすれば街の灯の赤き
   霰降るあさけの道に自転車を
    踏みてわがゆくつとめ尊み
 
   悲しみに堪えていよいよ美しく
    いまし給はねいとほしき君

 「時雨」は、古くは紅葉し出すころの雨を
指しました。
 やがて、晩秋から仲冬にかけての雨を
指すようになり、現代に至っています。

    starblue 前回の問題 解答 starblue
 かぼちゃの黄色と小豆の赤色は、
邪気を祓い、災難を除けると、
考えられてきました。
     starpink 今日の問題 starpink
    初しぐれ猿も小蓑をほしげ也
 上記の俳句を詠んだのは、だれでしょう。
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うつし世は

  開進学園叢書・歌集 『 香る代に 』 から、
十一月に因む短歌を三首紹介します。
 
   うつし世はさびしからずや紅葉なる
    山肌にふれ秋をしのびつ
   目に見えぬ時は過ぎゆく落葉して
    秋たけにける今日もひそけく
 
   生きぬべき道何れぞと迷いたる
    今朝も静かに霜は消えゆく

 写真は、晩秋の大川渓谷です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
    starblue 前回の問題 解答 starblue
 「小学校就学前の子どもの声は、
規制する音から除外する」です。
 

     starpink 今日の問題 starpink
  極みなき大海原に出でにけり
   やらばや小舟波のまにまに
などの短歌を残し、1896年11月23日に
亡くなったのは、誰でしょう。
 

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