ラキウラ(スチュアート島)から、テ・ワイ・
ポウナム(ニュージーランド南島)へは、船で
渡ります。
二つの島を隔てるのは、フォーボー海峡で
す。
港の桟橋は相変わらず雨模様でしたが、風
はそれほどでもありません。
ところが、湾内を抜けて海峡に入った途端、
状況は急変します。
台風が通過した直後に、石垣島から与那国
島(日本最東端)へ、船で渡った際は、ものす
ごい揺れで完全にダウンしてしまいました。
今回は、台風や暴風雨が吹いている訳では
なく、通常の天候とのこと。
船員は皆、何食わぬ様子で、整然と業務を
こなしています。
実態は、台風をはるかに超えるような大波
です。
手摺りを放しては、立っていられません。
船尾へ行こうとして、50cmほど先にある手
摺りを順番に握ろうとしても、手摺りが激し
く上下動を繰り返すため、体を前方へ進めら
れません。
船内の移動どころか、座席に座っているの
さえ、困難になります。
座席に横になって、時が過ぎるのを待つし
かありません。
南緯40度台は、「吠える40度」として、恐れ
られてきました。
南緯46度線が通るフォーボー海峡は、「吠え
る海峡」でした。
〈 野鳥の楽園 〉
ラキウラ紀行 その7
〈 ラキウラ国立公園 〉
ラキウラ紀行 その6
〈 オセアニア州で最南端の博物館 〉
ラキウラ紀行 その5
〈 オセアニア州 最南端の町 〉
ラキウラ紀行 その4
前回の問題 解答
三内丸山遺跡(1500年間に渡る縄文集落)は、
主にクリの栽培・採集によって維持されまし
た。
今日の問題
南緯40度台が「吠える40度」と呼ばれてきた
のに対して、「絶叫する○度」と呼ばれるのは
南緯何度台でしょう。
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