〈 吠える海峡 〉 ラキウラ紀行 その8

 ラキウラ(スチュアート島)から、テ・ワイ・
ポウナム(ニュージーランド南島)へは、船で
渡ります。
 二つの島を隔てるのは、フォーボー海峡で
す。
 
 港の桟橋は相変わらず雨模様でしたが、風
はそれほどでもありません。
 ところが、湾内を抜けて海峡に入った途端、
状況は急変します。

 台風が通過した直後に、石垣島から与那国
島(日本最東端)へ、船で渡った際は、ものす
ごい揺れで完全にダウンしてしまいました。

 今回は、台風や暴風雨が吹いている訳では
なく、通常の天候とのこと。
 船員は皆、何食わぬ様子で、整然と業務を
こなしています。

 実態は、台風をはるかに超えるような大波
です。
 手摺りを放しては、立っていられません。
 船尾へ行こうとして、50cmほど先にある手
摺りを順番に握ろうとしても、手摺りが激し
く上下動を繰り返すため、体を前方へ進めら
れません。
 船内の移動どころか、座席に座っているの
さえ、困難になります。
 座席に横になって、時が過ぎるのを待つし
かありません。

 南緯40度台は、「吠える40度」として、恐れ
られてきました。
 南緯46度線が通るフォーボー海峡は、「吠え
る海峡」でした。

 〈 野鳥の楽園 〉
         ラキウラ紀行 その7


 〈 ラキウラ国立公園 〉
        ラキウラ紀行 その6


 〈 オセアニア州で最南端の博物館 〉
        ラキウラ紀行 その5


 〈 オセアニア州 最南端の町 〉
         ラキウラ紀行 その4

 〈 建物皆無の空港 〉
        ラキウラ紀行 その3

 〈 四人乗り小型機で海峡横断 〉
        ラキウラ紀行 その2

 〈 オセアニア州の最南端 〉
        ラキウラ紀行 その1

ラキウラ 水しぶき
 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 三内丸山遺跡(1500年間に渡る縄文集落)は、
主にクリの栽培・採集によって維持されまし
た。

  
      今日の問題 
 南緯40度台が「吠える40度」と呼ばれてきた
のに対して、「絶叫する○度」と呼ばれるのは
南緯何度台でしょう。
   

 
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