〈 犬岩 〉房総紀行

 源義経は、兄・頼朝と折り合いが悪くなり、
平泉(岩手県)へ、落ち延びます。
 その際、なぜか銚子周辺へ足を延ばしたと
の伝説が、いくつも残っています。
 その一つが、千騎ヶ岩です。

 もう一つが、犬岩です。
 義経は、連れてきた愛犬を海岸に置き去り
にして、急ぎ足で旅発ちます。
 愛犬は、悲しみに堪えきれず、七日間も吠
え続けます。
 力尽きた愛犬は、ミイラならぬ、岩と化し
ます。
 
 千騎ヶ岩の西方に当たる海岸に、高さ15m
ほどの岩があります。
 砂浜から見る限り、何の変哲もない岩です。
 ところが、回り込んで海側から見上げると、
犬が顔を岩の上で横たえています。
 吠え続けた疲れで眠りながら、義経に追い
付いた夢を見ているのでしょうか。

 愛犬話は、後世の創作です。
 なにしろ、犬岩が形成されたのは、中生代
ジュラ紀のころ(今から2億0500万~1億3500
万年前)です。
 義経どころか、人類が出現するはるか以前
の時代です。
 犬岩は、千騎ヶ岩と並び、千葉県内で最も
古い地層です。

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               房総紀行


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犬岩
 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

     前回の問題 解答
 西アジアに生息する牛の角の長さは、約90
cmあります。
  

  
      今日の問題 
 「千騎ヶ岩」は、何と読むでしょう。
      

 
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