四国山地の一角にあるかわうそ自然公園に併設され
た宿で、一泊しました。
1979年、特別天然記念物に指定されていたニホンカ
ワウソが、生きた姿で最後に発見された地点です。
翌朝、不入山(いらずやま)を登り、四万十川の源流
点に達します。
岩も木々も苔むして緑色一色に包まれる中、源流と
される数筋の細い滝は、白く透き通っていました。
源流点では清流だった四万十の流れが、装いを激変
させます。
家地川ダム(佐賀取水堰)で取水された四万十の流れ
が、分水嶺の地下を突き抜ける導水管を通って、別水
系へ流されます。
その結果、家地川ダムより下流の四万十川では、川
が「陸地化」「砂漠化」しているのです。
地元自治体の議会決議を尊重して、家地川ダムを早
期に撤去してほしいものです。
水量豊かに透き通る流れとなった四万十川で、「清
流の象徴」と言われるニホンカワウソの、一刻も早い
再来が待たれます。
『三日狐狼狸と19世紀』 3月の開進学園だより
『太陽:地球=11:327272』 2月の開進学園だより
『正月一日と1月1日』 1月の開進学園だより
前回の問題 解答
マオリ語で「タカポ」の「ポ」は、「夜」の意味です。
今日の問題
地域住民の足として建設され、欄干が無いなど増水
時に流出されないように考えられた橋を、何と呼ぶで
しょう。
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