7月10日は、久しぶりの五月晴れでした。
7月10日は、太陽暦上の日付。
太陰太陽暦(陰暦)では、五月二十五日。
五月は、皐月・さつき。
さつきに降る雨が、さみだれ・梅雨。
さみだれが止み、晴れ渡るのが、さつきばれ・五月晴れ。
「おくのほそ道」を旅する松尾芭蕉は、五月一日、福島市に入ります。
以後、五月雨に降られ通しです。
平泉でも、五月雨に降られました。
五月雨の降り残してや光堂
五月末日、大石田(山形県)では、雨は止んでも、ものすごい水量を抱えた最上川で舟が危うくなります。
五月雨を集めて早し最上川
ところが、松島に滞在中は五月晴れ。
『 おくのほそ道 』に、松島の句はありません。
五月雨が降りしきる中での旅と、五月晴れの松島を、対照的に描きだそうとしたのかもしれません。
詳しくは、『 学園だより さつき・さみだれ・さつきばれ 』を、お読み下さい。
前回の問題 解答
『 落語検定 』によれば、「江戸っ子は、職人」、「江戸者は、商人」です。
今日の問題
『 おくのほそ道 』の旅で、九泊と一番長く宿泊したのは、どこでしょう。
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