カテゴリー別アーカイブ: 大地の恵み

「樹上生活」 残る文化・残らない文化 その2

 人類は、樹上から地上へ、生活の場を
換えます。
 四手(前手・後手)を用いて枝や幹を伝
って移動する生活から、後手を足として
大地を歩く生活へ移行します。

 移動する役割が減少した前手は、道具
も用いて、様々な物を作りだします。
 二本足での歩行と二本手による複雑な
動作は、火の使用や言語の獲得などと相
まって、人類に文化をもたらします。

 樹上生活から地上生活への移行が進歩
だとする見方からは、樹木に頼る生活よ
り樹木に頼らない生活を進歩だとする見
方が生じがちです。
 しかし、木登りして遊んだり、樹上の
家作りを夢想したこども時代は、何を物
語っているのでしょうか。
 既成概念に囚われなければ、人類のふ
るさとである樹上に誰しも魅せられるこ
とを示しているのではないでしょうか。
            <つづく>

「倒木」 残る文化・残らない文化 その1

倒木
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

      前回の問題 解答
 2012年にブラジルで開催された国連持
続可能な開発会議で、次の演説を行った
のは、2010年から2014年までウルグア
イの大統領を勤めたホセ・ムヒカです。

 水不足や環境の悪化が、いまある危機
の原因ではないのです。
 ほんとうの原因は、わたしたちがめざ
してきた幸せの中身にあるのです。
 見直さなくてはならないのは、わたし
たち自身の生き方なのです。

 

      今日の問題 
 大乾燥化に見舞われた700万年前のア
フリカで、従来からの生活圏(熱帯性森
林)に留まれたチンパンジーの仲間は
○○で、従来からの生活圏(熱帯性森林)
を去らねばならなかったヒトの仲間は
◎◎でした。
 
 ○○と◎◎にあてはまる組み合わせは
どれでしょう。
  A ○○は勝者 ◎◎は敗者
  B ○○は敗者 ◎◎は勝者

 

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「倒木」 残る文化・残らない文化 その1

 台風は、建物を壊し、山を崩し、川を
溢れさせるなど、甚大な被害をもたらし
ています。
 しかも、台風は今後ますます強大化す
ると予想されます。

 台風の風圧に耐えかねて、次々に木や
竹が倒れています。
 その内の一本が、下の写真です。

 畑と道路を隔てる細長い林に立ってい
た雑木が、今回の台風で倒れました。
 倒れて初めて、林内に樹高10mもの木
があることに気付きました。

 根の直下を丸見えにした様子を見ると、
口を大きく開いたようにも見えます。
 周りに付いている根は、歯のようにも
見えます。
 もっと長くしっかりした根を張り巡ら
していれば、踏ん張れたでしょうに。

 これまで顧みられなかった巨木は、畑
に倒れ落ちることによって、存在感を発
揮したかったのでしょうか。
 大きな体を、大地の一部と化すまでの
間。           <つづく>

倒木
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 『アイス・ウィザードの好きなものは』
の基になった話は、「天岩屋戸事件」です。
    

  
      今日の問題 
 台風は、最大風速が秒速何m以上と、
定義されているでしょう。
 

 
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「カヤ」 中秋の名月 その五

 ススキは、古くは「カヤ」と呼ばれてい
ました。
 「カ(刈)り取ってヤ(屋)根にするから、
カヤと呼ばれた」と言われるくらい、カ
ヤ(ススキ)は、生活に密着した植物でし
た。

 中秋(太陰太陽暦で八月)になると、カ
ヤは一斉に花を開きます。

 晩秋(太陰太陽暦で九月)になり、カヤ
が枯れてくると、「カヤ狩り」が始まりま
す。
 一家総出でカヤバ(茅場)へ行き、カヤ
を刈り取り、立てかけ、自然乾燥させま
す。

 初冬(太陰太陽暦で十月)になると、「
カヤ寄せ」が行われます。
 乾燥したカヤを、馬や荷車に積み、家
まで運びます。

 雪が降り続く間は、家の中でカヤを編
み、炭俵などを作ります。

 春になると、一冬を越したカヤを用い
て、屋根の葺き替えが行われます。

 中秋の名月にススキ(カヤ)を供えるの
は、月の神様に対して、カヤの生育を感
謝するとともに、晩秋から始まるカヤ仕
事の無事を祈る儀式なのかもしれません。

「ススキ」  中秋の名月 その四

「郷愁を掻き立てるのは」 
      中秋の名月 その三


「サトイモ」 中秋の名月 その二

「ススキとイナホ」 中秋の名月 その一
ヤバネススキ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 2018年9月の最低気温は14.8℃
 2019年9月の最低気温は18.4℃
 

  
      今日の問題 
 東京都中央区にある茅場町は、古くは
どのような所と推測されるでしょう。

 
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一週遅れのヒガンバナ

 秋の彼岸の中日(秋分の日)ごろに咲く
ことから名付けられた、ヒガンバナ。
 今年は、一週間ほど遅れて開花しまし
た。

 「雨後の彼岸花」という言葉があります。
 2018年は、9月17日の38.5mmや、21日
の24.0mmなどの降雨がありました。
 2019年は、9月16日の43.5mm以外、目
立った降雨がありません。
 直前の降雨が少ないと、開花が遅れる
のでしょうか。

 開花と気温の関係は、どうでしょう。
 2018年は、9月11日・12日・13日の三日
間、最低気温が20℃を下回りました。
 2019年は、最低気温が20℃を下回った
のは9月14日が初めて。三日間続けて最低
気温が20℃を下回ったのは、18日・19日・
20日でした。
 2019年のヒガンバナの開花が一週間ほ
ど遅れたのは、最低気温が関係している
のかもしれません。
 
  降水量と気温は、千葉市の数値です。

ヒガンバナ 2019 満開
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 日本で女性初の自動車運転免許が交付
されたのは、1917年9月27日です。
 同じ1917年に菊池寛が発表した作品は、
『父帰る』です。
 

  
      今日の問題 
 2018年9月の最低気温と、2019年9月
の最低気温は、それぞれ何度でしょう。
  A 10.2℃
  B 14.8℃
  C 18.4℃
  D 22.6℃
  E 26.0℃   

 
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「ススキ」 中秋の名月 その四

 「ススキ」には、どのような語源がある
のでしょう。

 藤木義昭説 『たかがススキ されど
       ススキ』鹿砦社
  すくすく立っているキ(草)

 安藤宗良説 『花の由来』 婦女界出
       版社
  「ス」 茎が細く、枝が無い草
  「スス」 「ス」の群生
  「キ」 草

 藤木説にしても、安藤説にしても、古
の日本は、ススキに覆われていたのでは
ないでしょうか。
 「ススキ」の漢字表記は、「薄」・「芒」・
「尾花」など、いくつもあるからです。

 数多ある名字の中で十指に入る「鈴木」
の由来は、どうでしょう。
 漢字の「鈴木」を見つめると、「鈴が鳴る
木」などが考えられます。
 カタカナにして「スズキ」とすると、「ス
スキ」に関係しているのではないかとも、
考えられます。
 なお、丹羽基二説(『日本苗字読み解き
辞典 柏書房)によれば、「スズ木=刈り
取ったイネを積むために立てる棒」から
来ているそうです。

 いずれにしても、「ススキ」は、秋の七
草の一つです。
 花札で、夥しい種類がある植物の中の、
わずか十二種の一つに選ばれています。
 「ススキ」は、日本を代表する植物です。
             <つづく> 

「郷愁を掻き立てるのは」 
      中秋の名月 その三


「サトイモ」 中秋の名月 その二

「ススキとイナホ」 中秋の名月 その一
ヤバネススキ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 1877年9月24日、次の辞世を残して自
決したのは、西郷隆盛です。
  二つなき道にこの身を捨て小舟
   波立たばとて風吹かばとて
 

  
      今日の問題 
 花札で、ススキは何月に割り当てられ
ているでしょう。
 

 
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「郷愁を掻き立てるのは」 中秋の名月 その三

 わくわく学習会で、「古事記と生態系」
を、テーマに取り上げたことがあります。
 『古事記 上巻・中巻・下巻』(沢田真
幸 訳 講談社)に記載されている植物と
動物を、すべて抜き出しました。
 そこに、サトイモはありませんでした。

 天皇族の歴史書である『古事記』と
『日本書紀』では、五穀(イネ・ムギ・キ
ビ・アワ・マメ)についての記載はあって
も、イモ(サトイモ)については記載し
ていません。
 イモ(サトイモ)について言及してい
るのは、『豊後国 風土記』での地方史
に限られます。

 縄文時代後期に日本列島へ移住してき
た弥生系の人々は、イネの田(水田)を急
速に拡大させます。
 イネが持つ圧倒的な生産力は、日本各
地で小国家の形成に大きな役割を果たし、
その後天皇族を中心とする集権国家を構
築します。

 天皇族は、九月(太陰太陽暦・晩秋)に、
収穫した新穀を、伊勢神宮へ奉納します。
 それに合わせて、全国各地の神社で、
神嘗祭が執り行われます。

 九世紀中頃(平安時代)になると、八月
(太陰太陽暦・中秋)に、月見の行事を行
うようになります。       

 国の体制も経済もイネ中心となります
が、人々の郷愁を掻き立てるのはイモ(
サトイモ)だったのでしょうか。
            <つづく>

「サトイモ」 中秋の名月 その二

「ススキとイナホ」 中秋の名月 その一
ヤバネススキ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 アマゾン川河口の川幅・約320km(諸説
あり)に対し、瀬戸内海の南北の幅は、1
5~55kmほどです。
 

  
      今日の問題 
 『古事記』の「天地の初め」の項で、最
初に出てくる動物と植物は、何でしょう。
 

 
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「サトイモ」 中秋の名月 その二

 中秋の名月は、「芋名月」とも呼ばれま
す。
 この「芋」は、サトイモを指します。

 芋類の中で、秋から冬にかけて風物詩
となるのは、サツマイモでしょう。
 このサツマイモが日本各地で生産され
るようになったのは、江戸時代の中頃で
す。
 
 芋類の中で、現代の料理に最も使われ
るのは、ジャガイモでしょう。
 ジャガイモは、江戸時代の終わり頃に
日本へ渡ってきました。

 サツマイモとジャガイモは、アメリカ
大陸から、長い歳月を経て、世界中へ広
まりました。
 日本へ渡ってきたのは、かなり後の方
です。

 サツマイモとジャガイモが日本へ渡っ
てくるよりもはるか以前、日本ではサト
イモが栽培されていました。

 アジア各地で今でも採集狩猟生活を送
っている人々が主食としているのは、タ
ロイモなどの芋類です。
 サトイモは、タロイモと同じ系列です。

 現在、水田といえば、「イネの田」以外
に考えられません。
 しかし、イネが日本へ渡ってくる以前、
水田とは「サトイモの田」であったかもし
れないのです。      <つづく>

「ススキとイナホ」 中秋の名月 その一
ヤバネススキ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 台風15号で観測した、最大瞬間風速57
.5m/s(千葉県内で観測史上最大)は、時速
に直すと207km/hです。
 

  
      今日の問題 
 与那国島の水田脇にある湿地で野生化
している芋類は、何でしょう。
  A サツマイモ
  B サトイモ 
  C ジャガイモ
  D タロイモ
  

 
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