カテゴリー別アーカイブ: 大地の恵み

ドクダミの花

 ドクダミを、ポトスとともに、花瓶に
生けました。
dokudami kabin
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ドクダミは、「独特の臭気を持つ雑草」
として扱われがちです。
 しかも、誤解を招きやすい名前です。

 ドクダミは、「毒を貯める」とは、まっ
たく関係ありません。
 ドクダミは、「毒を矯める」に、由来し
ます。

 「貯める」は、貯蔵の貯で、「貯える」意
味です。
 「矯める」は、矯正の矯で、「悪い性質
や癖などを改め直す」意味です。

 様々な病気の元を抑える役割を果たし
てきた薬草であるドクダミは、暑気や湿
気などを払って、塾舎内を爽やかにして
くれることでしょう。

dokudami kabin 2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
  3×3+10×10+16×16 = 365
  4×4+5×5+18×18 = 365
  5×5+12×12+14×14 = 365  

 

      今日の問題 
 生薬名を「十薬」と呼ぶ植物は、何でし
ょう。 

 

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ハルジオン(春紫苑)の花々

 今春は、ハルジオンの花が、例年にな
く咲いています。
 
 観賞用として、日本に導入されて以降、
全国的に拡大してきたハルジオン。
 手入れが行き届いていないと繁茂する
と聞けば、雑草が密生しているように思
えるかもしれませんが、長閑な春を彩る
花々であることには、違いありません。

 人間は、ともすれば「雑草」とか、「要
注意外来生物」などと、ひどいレッテル
を貼りがちです。
 でも、生き物は互いに生き物同士とし
て、認め合い、協力しあっています。

 ハルジオンの花々には、たくさんのハ
チが訪れ、蜜を提供しつつ、花粉を運ん
でもらう、共生の輪が営まれていました。

harujion hachi
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

     前回の問題 解答
 大伴家持の次の歌の「 」に入る語句は、
「山桜花」です。

  あしひきの「 」一目だに 
   君とし見てば我恋ひめやも 

 

      今日の問題 
 紫苑とは、何の花でしょう。

 

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人里のサクラ 山里のサクラ その十二

 人の波に揉まれれれば揉まれるほど、
サクラの花は翳んでいきます。

 都市化が進む中で、たまには自然の息
吹に触れようと、花見に出かけます。
 そこに在るのは、自然林ではなく、人
工林です。
 公園のサクラは、人の手によって育て
られたものです。
 公園で花見をしても、人工的な都市生
活から抜け出すことは、できません。
 都市生活の喧噪を、再現するばかりで
す。

 山里や山中に咲くサクラは、違います。
 薄黄緑色に木々が煙る中、点々と淡く
紅色を纏った姿は、これぞ春景色と呻ら
ずにいられません。

 サクラは、公園や人里より、山里や山
中こそ、ふさわし存在です。 < 完 >

人里のサクラ 山里のサクラ その十一

人里のサクラ 山里のサクラ その十

人里のサクラ 山里のサクラ その九

人里のサクラ 山里のサクラ その八

人里のサクラ 山里のサクラ その七

人里のサクラ 山里のサクラ その六

人里のサクラ 山里のサクラ その五

人里のサクラ 山里のサクラ その四

人里のサクラ 山里のサクラ その三

人里のサクラ 山里のサクラ その二

人里のサクラ 山里のサクラ その一

sakura hanabira 2019
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 「n」で始まり「n」で終わる四文字の英単
語は、「noon」です。 

 

      今日の問題 
 大伴家持の次の歌の「 」に入る語句は、
何でしょう。

  あしひきの「 」一目だに 
   君とし見てば我恋ひめやも 

 

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やんちゃタケノコ

 親竹のすぐ近くに顔を出したタケノコ
は、親子水入らずに育ちます。

takenoko oyamoto
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 親元から遠く離れた所で顔を出すタケ
ノコもいます。
 外壁の基礎部分でコンクリートを突き
破って。

takenoko sotokabe nemoto
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 元気なタケノコは、成長も○○○○一倍速
いです。
 瞬く間にベランダまで到達します。

takenoko hisashimade
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 プロパンガスボンベと外壁の隙間も、
親竹の目が届かぬ、別天地のようです。

takenoko puropan bonnbe
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 ただし、外壁の真上は、出窓です。
 まっすぐ上には伸びられず、体を曲げ
るしかありません。

takenoko magaru
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 硬水か軟水かを区別する、水の硬度の
計算式です。

  カルシウムの量(mg/L)×2.5 +
   マグネシウムの量(mg/L)×4
 

      今日の問題 
 加賀千代女の次の俳句の「 」に入る語
句は何でしょう。

  「 」やその日のうちにひとり立ち 

 

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人里のサクラ 山里のサクラ その十一

 大鹿桜(福島県猪苗代町)は、磐梯山の
巨大噴火をものともせず、1000年の時を
越えて、立ち続けていました。
 華やかとは言えませんが、厳かな風格
に包まれた幹から伸びる枝々に咲く花々
には、ただならぬ風氣が漂っていました。

 サクラの古木を前にして、花見の宴を
繰り広げられないのは、なぜでしょう。
 「花見とは、サクラの花そのものを見る
より、花見自体を見るのだ」という意見も
あります。
 花見をしている人々を見ると、花見の
輪に加わりたくなるものです。
 花見は次々と花見を誘い、ますますに
ぎやかになります。
 たくさんの木々は、たくさんの人々と
共に、賑わいを創り出します。

 一方、サクラの古木は、一本のみで悠
然と立ち続けています。
 たとえたくさんの人々が取り囲んだと
しても、悠然たる古木の氣迫に圧倒され、
一人一人の個に分断されます。
 そして、世界と個・生と死・・・など
の哲学的問題に直面させられます。
             <つづく>

人里のサクラ 山里のサクラ その十

人里のサクラ 山里のサクラ その九

人里のサクラ 山里のサクラ その八

人里のサクラ 山里のサクラ その七

人里のサクラ 山里のサクラ その六

人里のサクラ 山里のサクラ その五

人里のサクラ 山里のサクラ その四

人里のサクラ 山里のサクラ その三

人里のサクラ 山里のサクラ その二

人里のサクラ 山里のサクラ その一

sakura hanabira 2019
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 大相撲の三段構えとは、次の三型です。
  上段の構え 不動の自然体
  中段の構え 中腰の攻撃体型
  下段の構え 腰を落とした防御体型
 

      今日の問題 
 紀貫之の次の歌の「 」に入る語句は、
何でしょう。

  「 」霞の間よりほのかにも 
   見てし人こそ恋しかりけれ 

 

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人里のサクラ 山里のサクラ その十

 江戸時代の花見は、ご馳走を何日も前
から支度し、服装は数週間もかけて仕立
てたと、伝えられています。
 一年に一度の料理と晴れ姿を整えて、
花見が行われました。

 女装した男性もいれば、男装した女性
もいます。
 町人が武家風に、武士が町人風に、変
装することもありました。

 堅苦しい身分秩序に貫かれた普段の生
活から抜け出せる、またとない機会が、
花見でした。

 江戸幕府が江戸の街のあちらこちらに
サクラを植樹して花見の名所を設けたの
は、民衆が抱いている日頃の鬱憤を発散
させる役割も、果たしていたのではない
でしょうか。       <つづく>

人里のサクラ 山里のサクラ その九

人里のサクラ 山里のサクラ その八

人里のサクラ 山里のサクラ その七

人里のサクラ 山里のサクラ その六

人里のサクラ 山里のサクラ その五

人里のサクラ 山里のサクラ その四

人里のサクラ 山里のサクラ その三

人里のサクラ 山里のサクラ その二

人里のサクラ 山里のサクラ その一

sakura hanabira 2019
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 下記の歌で、作者は「血汐」を「ほのほ」
と、読ませています。

  燃えさかる血汐に似たる思ひして 
   秋の今宵ぞ息吹のあつき 

 

      今日の問題 
 大江匡房の次の歌の「 」に入る語句は、
何でしょう。

  高砂の「 」咲きにけり 
   外山の霞立たずもあらなむ 

 

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人里のサクラ 山里のサクラ その九

 「花見」を書き下せば、「花ヲ見ル」とな
ります。
 ただし、「花見」と「花を見る」とは、同
じではなさそうです。

 「花を見る」とは、花そのものをじっく
り見ることです。
 花を一輪ずつ、凝視することです。

 それに対して、「花見」は、「花を口実に
した宴会」とまではいかなくとも、「行楽
に行く」ことを意味しているようです。

 花そのものを見ない花見で得るものと
は、「日常性からの解放」ではないでしょ
うか。          <つづく>

人里のサクラ 山里のサクラ その八

人里のサクラ 山里のサクラ その七

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人里のサクラ 山里のサクラ その五

人里のサクラ 山里のサクラ その四

人里のサクラ 山里のサクラ その三

人里のサクラ 山里のサクラ その二

人里のサクラ 山里のサクラ その一

sakura hanabira 2019
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 「たかむな」や「たかうな」は、タケノコ
の古語です。

      今日の問題 
 伊勢大輔の次の歌の「 」に入る語句は、
何でしょう。
  いにしへの奈良の都の「 」 
   けふ九重ににほひぬるかな  

     

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