梅雨時は、梅を漬ける時期です。
梅雨が明ければ、鰻一色となる土用で
す。
ところで、「鰻と梅干しの食い合わせ
は、良くない」という、俗説が出回って
います。
人体実験で、鰻と梅干しを数日間食べ
合わせ続けても、何ら変化は出ませんで
した。
栄養学的な研究でも、鰻と梅干しの食
い合わせによる弊害は、見つかっていま
せん。
それでは、どうして「鰻と梅干しの食
い合わせ」の俗説が生まれたのでしょう。
鰻はもちろんのこと、魚料理も、肉料
理も、昔は滅多に食べられませんでした。
正月などの行事がある時に、限られま
した。
ウナギの養殖法が確立せず、天然ウナ
ギだけに頼っていたため、鰻料理は、結
婚披露宴のように、数年に一度のお目出
度い席でいただく、特別料理でした。
一方、梅干しは、毎日毎日食べている、
日常食の代表的存在です。
「お目出度く非日常的な食材の象徴=
鰻」と、「平凡で日常的な食材の象徴=
梅干し」の、同席を遠慮すべきと配慮さ
れたのかもしれません。 <つづく>
前回の問題 解答
「マンゴー並木の町」と呼ばれているの
は、ベレンです。
今日の問題
ビワには、100mg中0.2mgのビタミンE
が含まれています。
ウメには、100mg中何mgのビタミンEが
含まれているでしょう。
A 0.2mg
B 0.4mg
C 0.6mg
D 0.8mg
E 3.5mg
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