一年には、五つの節句があります。
人日 睦月七日
上巳 弥生三日
端午 皐月五日
七夕 文月七日
重陽 長月九日
人日だけ「月の数字」と「日の数字」
が重ならなず「一日」にならないのは、
旧年に採れた野菜ではなく、新年に採
れた若菜を食べるためです。
「七日」と「七草」を掛ける意味も
あります。
セリ
ナズナ
ゴギョウ
ハコベ
ホトケノザ
スズナ(カブ)
スズシロ(ダイコン)
これら七草には、栄養がたくさん含ま
れており、新鮮な野菜に事欠いていた時
代にあって、七草粥は冬を元気に過ごす
ために大事な役割を果たしていました。
前回の問題 解答
『遠野物語』に出てくる「サンズ縄」
とは、マダの皮で作った三十三尺の縄で、
魔除けに用います。
今日の問題
次の短歌を詠んだのは誰でしょう。
あら玉の年のはじめの七草を
籠に植えて来し病めるわがため
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