伊勢神宮の外宮(豊受大神宮)で、正宮から別宮・風宮へ歩む際、小川を渡ります。
その橋は、一枚岩でできています。
参拝者の多くは気づかずに通り過ぎて行くように見えますが、形状はカメにそっくりです。
写真の右が頭、中央部が甲羅、左右に足が伸びています。
縦が約1.5m、横が約4m、厚さが約0.5mもあります。
このような巨石を、古の時代に運搬・設置した背景には、カメに対する畏敬の念が込められているかもしれません。
カメの祖先は、約2億2000万年前に出現したトリアソケリスとされています。
トリアソケリスに倣って堅固な甲羅を背負い続けた後継のカメ達は、恐竜などの絶滅を横目で見ながら、生き抜きました。
他の動物には無い甲羅が、外敵や自然環境の変化から、二億年以上に渡ってカメを守ってくれたのです。
そして今、人々は堅固なカメの甲羅を踏みしめながら、安寧な日々を送っています。
〈 伊勢神宮の「要石」 〉伊勢志摩紀行 その三
〈 鳥羽港を照らす日の出 〉伊勢志摩紀行 その二
前回の問題 解答
猿ヶ森砂丘(下北砂丘)は、有名な鳥取砂丘の約3倍の面積を有しています。
今日の問題
アカウミガメは、産卵するために5~7m/分の速度でゆっくゆっくり砂浜を歩みます。
一方、海中では32km/時ほどの速度で泳ぎます。
32km/時の速度だと、25mのプールを何秒で泳ぎ切れるでしょう。
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