『生き延びるための地理学 半地下シェルター「やどかりプラン」』

 リビアで起きた巨大洪水では、一万人を超す方々が命を落とされたと、伝えられています。
 「七階の部屋にいて助からなかった」、「七階から屋上へ脱出して助かった」との報道もあります。

 2011年に起きた東北地方太平洋沖地震に伴う巨大津波では、二万人を超す方々が死亡・行方不明になっています。
 地震発生直後、「地震てんでんこ」が実践され、多くの方々がそれぞれ別々に高台へ逃れて助かりました。
 その一方、自力で歩けないでいるだろう身内・知り合いを見過ごしにできないと、家に向かったところで津波に襲われた例も、枚挙にいとまがありません。

 高台へ向かう道路を、車で利用しやすく整備すれば、渋滞を招いたり、津波の遡上を助ける可能性があります。
 各住宅を高層階にするのは、至難の業です。
 住宅街全体を高台へ移転すると、生活感が一変して、弊害が生じかねません。

 自力で歩けない方々には、自力で歩ける方々向けの施策とは別の対策も必要です。
 そこで提案されているのが、津波などの災害時に、在宅しながら身を守るための、半地下シェルター「やどかりプラン」です。

生き延びるための地理学

 
 

 『牧野万葉植物図鑑』

 
 

 
      前回の問題 解答
 アカウミガメは、産卵するために5~7m/分の速度でゆっくゆっくり砂浜を歩みます。
 一方、海中では32km/時ほどの速度で泳ぎます。
 32km/時の速度だと、25mのプールを約3秒で泳ぎ切れるでしょう。
 

      今日の問題   
 『THE TIMES OF INDIA 2011年3月12日付け』の一面トップに、葛飾北斎の浮世絵『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が、掲載されました。
 インドでは、『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』が何を描いていると考えられていたのでしょう。
       

 
 
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