日本を含め、世界各地で乾燥化が進んでい
ます。
雨が降らなくなったからでしょうか。
局地的に降水量が減少した地域はあるでし
ょうが、地球全体で降水量が減少していると
の報告は聞いていません。
降った雨が土の中に染み込むより前に蒸発
する量が、増加しているのでしょう。
植物の葉からは、水が蒸散されます。
たとえば、1haのライムギ畑から、一シー
ズンあたり数百トンの水が蒸散されるそうで
す。
この水量を確保するため、ライムギは、葉
の合計面積の150倍もの広い大地に根を張り
巡らし、水を吸収しています。
樹木の蒸散活動は、さらに大規模です。
樹木の葉は、霧をとらえ、水滴として地上
に落とします。
樹雨と呼ばれる、森林特有な降水だけで、
大台ヶ原では八ヶ月間で443mmの降水量にな
るそうです。
雨と蒸散と樹雨がもたらした水分は、落ち
葉によって幾重にも蒸発から保全され、土に
湿り気を保ち続けることができます。
<つづく>
〈 白砂青松 〉 落ち葉の季節 その3
〈 砂浜と干潟 〉 落ち葉の季節 その2
〈 土の無い地球 〉落ち葉の季節 その1
前回の問題 解答
小原田泰久さんは、実験を反省して、カー
ネーションBにピンクちゃんと名付けました。
今日の問題
大台ヶ原は、何県と何県にまたがっている
でしょう。
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