〈 蒲生干潟 〉本州外周 その19

 本州外周は、宮城県に入りました。

 名取市・仙台市若林区・仙台市宮城野区などの仙台湾沿岸は、2011年の巨大津波で甚大な被害を被りました。
 仙台湾北部の蒲生干潟(長浜)も、その一つです。

 蒲生干潟が含まれる蒲生北部地区には、1500戸ほどの住宅が建っていましたが、そのほとんどが津波で流出してしまいました。
 同地区は、災害危険区域に指定されて、住宅の新築が制限されています。
 震災以前から残る、わずかな住宅のみとなっています。

 人々の生業が廃れたとともに、動植物の生業も廃れています。
 蒲生干潟に広がっていた、アシ原も、ヨシ原も、津波が奪い去っていきました。
 広大なアシ原とヨシ原をねぐらとしてきた280種もの鳥達も、姿を見せなくなりました。

 震災対策として、防潮堤が建設されています。
 これによって、人々の生活は保障されるかもしれません。
 ただし、防潮堤は、旧干潟を分断してしまい、干潟を復旧させることには繋がらないかもしれません。

宮城県 蒲生海岸

 〈 松川浦 〉本州外周 その18

 〈 請戸漁港 福島県の最東端 〉本州外周 その17

 〈 震災遺構・請戸小学校 〉本州外周 その16

 〈 「山を越えろ」 災害伝承館 〉本州外周 その15

 〈 立ち入りを阻む二重鉄柵 〉本州外周 その14

 〈 平沼ノ内弁天岬 賽ノ河原 〉本州外周 その13

 〈 塩屋崎 〉本州外周 その12
 
 
 
      前回の問題 解答
 明石市(兵庫県)を通る東経135度の子午線を日本の標準時と定めたのは、1886年の7月13日です。
 

      今日の問題 
 蒲生干潟の南端から阿武隈川の河口まで、仙台湾沿岸から1kmほど内陸部に造られたのは、何堀(何運河)でしょう。
    

 
  夢を実現する学習塾  開 進 学 園
       ホームページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です