本州外周は、宮城県に入りました。
名取市・仙台市若林区・仙台市宮城野区などの仙台湾沿岸は、2011年の巨大津波で甚大な被害を被りました。
仙台湾北部の蒲生干潟(長浜)も、その一つです。
蒲生干潟が含まれる蒲生北部地区には、1500戸ほどの住宅が建っていましたが、そのほとんどが津波で流出してしまいました。
同地区は、災害危険区域に指定されて、住宅の新築が制限されています。
震災以前から残る、わずかな住宅のみとなっています。
人々の生業が廃れたとともに、動植物の生業も廃れています。
蒲生干潟に広がっていた、アシ原も、ヨシ原も、津波が奪い去っていきました。
広大なアシ原とヨシ原をねぐらとしてきた280種もの鳥達も、姿を見せなくなりました。
震災対策として、防潮堤が建設されています。
これによって、人々の生活は保障されるかもしれません。
ただし、防潮堤は、旧干潟を分断してしまい、干潟を復旧させることには繋がらないかもしれません。
〈 塩屋崎 〉本州外周 その12
前回の問題 解答
明石市(兵庫県)を通る東経135度の子午線を日本の標準時と定めたのは、1886年の7月13日です。
今日の問題
蒲生干潟の南端から阿武隈川の河口まで、仙台湾沿岸から1kmほど内陸部に造られたのは、何堀(何運河)でしょう。
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